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更新日:2026年9月30日

請願 第75号

令和8年9月30日配付

健康福祉常任委員会付託

令和10年度臨床研修医募集定員の都道府県別上限設定に

ついて、兵庫県として国に意見を述べることを求める件

1 受理番号 第75号

2 受理年月日 令和8年9月17日

3 紹介議員 庄本 えつこ 丸尾 まき

4 請願の要旨

 厚生労働省医師臨床研修部会が示した臨床研修医の都道府県別上限数において、兵庫県は近年、定員の削減が続いている。令和6年度414名であった募集定員は、令和7年度404名、令和8年度400名、令和9年度396名となり、直近3年間で累計18名の減少となっている。兵庫県は人口規模が大きく医療需要も高い地域であり、現状でも医師・医療従事者の負担は大きくなっている。このような状況下で、さらなる臨床研修医の上限削減は、県全体の医療提供体制に深刻な支障が生じることが懸念される。

 兵庫県は「日本の縮図」と言われており、地域特性に応じて深刻な医師不足が生じ、地域によっては医師密度が低い状況が続いている。都市部では、大学病院や救命救急センターのみならず、地域の第一線を担う一般病院においても医師不足が深刻化している。人口密度の高さ、救急搬送件数の多さ、周辺地域からの患者流入などにより、医師一人あたりの負担は大きく、慢性的な人員不足が続いている。一方、但馬・丹波・西播磨などの地域では医師密度が低く、地域医療の確保が大きな課題となっている。こうした状況は、単純な地域間再配分では解決できない構造的課題を示している。

 都道府県別の募集定員配分の算出方法については、偏在是正のみを重視した配分となっており、採用実績や研修環境の評価が十分に反映されていない。兵庫県は地域医療を担う中小規模病院を含め、研修医の受け入れ実績をもつ医療機関が多数存在する。研修環境を評価項目として加えることは、研修の質の改善となり兵庫県の医療の質の向上につながるものである。

 上限削減をされた自治体では、地域医療への支障を懸念し、国に対して上限設定の改善を求める意見を表明した自治体もある。臨床研修医の確保は将来の医師確保と地域医療の維持に必須である。上限削減による影響を緩和するためには、特例加算の復活とともに、上限設定の算出方法そのものの改善を国に求めることが必要である。

 よって、下記事項を要望する。

記

1 兵庫県として、厚生労働省に対し、令和10年度の臨床研修医募集定員について、これ以上の削減を行わず、近年の削減分を回復するよう求めること。

2 採用実績や研修環境の評価を定員配分に反映するなど、地域医療の維持に不可欠な臨床研修医の確保に向け、国に対して必要な改善を働きかけること。

お問い合わせ

部署名:兵庫県議会事務局 議事課 委員会・記録班

電話:078-362-3714

FAX:078-362-9031

Eメール:Gikaigijika@pref.hyogo.lg.jp