ここから本文です。
まちづくり部 営繕課 副主任 久保 咲恵 |
Q.なぜ民間ではなく公務員を目指したのか、またなぜ各市町村ではなく県を目指したのか?
大学時代に建築を学び、今後の進路を考えたときに、1つの専門性を学ぶ大学院に進むのではなく、設計や都市計画、まちづくりなど建築に多岐に携わりたいと思い、県職員を目指しました。
Q.これまでの業務で大変だったこと・嬉しかったことは?
景観を守るために景観形成に重要な建築物の指定業務を担当したことです。昔から変わらない状態で1つしか残っていなくても、建造物に残された歴史や観光との結びつきが発見でき、非常に興味深かったです。お話を伺った建築物の所有者さんに指定の話をさせていただくと、喜んでいただけたことも嬉しかったです。
Q.現在の仕事をする上で心がけていること・大事にしていることは?
現在は建物の改修工事を担当しており、古くなった外壁の塗り替えや学校などのトイレの洋式化に携わっています。設計事務所や施工者、学校の間に立って調整を行う難しさはありますが、要望が反映できたり、順調に工事が進んだときは達成感があります。私自身、まだまだ知識が足りていないことも多いため、仕事をする際は自分の意見を持ちつつも、上司や同僚に意見を聞くことを心がけています。そうすると自分が持っていない視点に気がつくことも多く、勉強になります。
Q.県職員の仕事のどういったところに難しさを感じるか?また、県職員として働く魅力やおもしろさはどのようなときに感じるか?
「ひょうごビジョン2050」策定に伴い、北播磨県民局の各部署が集まる意見交換会に参加した際、地域ビジョンを達成するための必要な施策案について、様々な視点からの意見を聞き、刺激を受けました。建築職として仕事をしていると、建築のことばかりになり、視野がどうしても狭くなってしまいますが、県職員であれば建築職以外の人と交流を持つことができるので、そこが魅力だなと感じました。
Q.今後チャレンジしたいことやいつかやってみたいことは?
ある課題に対し、他部局と連携し、建築職以外の人とも交流しながら、建築という分野を活かした仕事ができれば良いなと考えています。
これまでの配属先
平成30年4月 まちづくり部 都市政策課
令和2年4月 加東土木事務所 まちづくり建築課
令和5年4月 現所属
兵庫県住宅供給公社 主任 福池 章平 |
Q.なぜ県で働こうと思ったのか?
兵庫県は太平洋から日本海までエリアが広く、一つのところにいながらでもいろんなことを知ることができる兵庫県の魅力に気付いたときに、県を目指そうかなと思いました。また、県の非常勤嘱託員として勤務していたのですが、担当職員と班長が会議でけんかをしていたのを見て、自分のことではなく人のためにここまで本気になれるってすごいなと感じました。中で働いている職員は、いろんな意見を出しあって、すごく考えて事業をつくり、それが実際に外に出て具体化しているということを目の当たりにしてすごく感動して、自分もこういう人たちが集まる場所で働きたいと思いました。
Q.まちづくり部都市政策課での仕事内容は?
景観の形成等に関する条例に基づき、地域の景観形成に重要な役割を果たしている建造物や樹木を指定し、適切な保全や維持管理を推進しています。もう一つは、魅力的な景観を見ることができる場所「ビューポイント」を「兵庫の景観ビューポイント150選」として県政150周年記念に選定しました。それに伴い、出張にあわせてビューポイントに行って撮影したものなどをSNSに投稿しています。今年度から、ビューポイントの出前講座を行っているのですが、学校で授業をして、実際にビューポイントの現地に行って子ども達が写真を撮り、紹介文章も子ども達が考えたものを実際に投稿しています。ビューポイントを通じて地域のことを知るきっかけづくりとしておもしろい取組です。建築の知識が必要な場合もありますが、建築職っぽくない仕事をさせてもらえるのは新鮮ですね。
Q.印象に残っていることは?
建築関係の許認可を担当していたときは、どちらかというとルーティンワークでしたが、今行っている出前講座は、小中学生と直接会って話すので、感想がダイレクトに伝わってきますね。子ども達もみんな笑顔で本当に楽しんでいるのが伝わってくるので、やってよかったなと思います。学校に行ってビューポイントの説明を15分程度で行うのですが、子ども達は純粋で、そのときに注意したことを友人同士で守ろうとして声をかけている姿を見て、一つ一つの言葉を丁寧にしっかり伝える必要があるんだなと痛感しました。
これまでの配属先
平成26年4月 県土整備部 住宅建築局 公営住宅課
平成28年4月 豊岡土木事務所 まちづくり建築第1課
令和2年4月 まちづくり部 都市政策課
令和6年4月 現所属
お問い合わせ