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兵庫県警察本部 総務部 会計課 |
Q.なぜ民間ではなく公務員を目指したのか、またなぜ各市町村ではなく県を目指したのか?
日々、地域の安心と安全を守っている警察官が着用している制服や各種装備品等の調達、事件捜査に赴く際の旅費の支給事務等は警察事務職の業務であり、前線で活躍している警察官を支えるだけでなく、警察という組織の根幹を支える重要な役割を担っているのだと感じたことと、幼い頃に警察官の方に助けていただいた経験があり、今度は私が警察官を助け、サポートする立場になりたいと思ったからです。
Q.これまでの業務で大変だったことや嬉しかったことは?
現在の警察本部会計課予算係において、刑事警察活動に関係する予算を担当していた頃に、新規施策にかかる予算獲得を目指し、予算要求を行っていたのですが、その施策の必要性や期待できる効果等について、現場の意見を吸い上げたり、膨大な資料の中から一つずつ根拠法令を調べたりすることに非常に苦労しました。新規予算を獲得できた時は、それまでの苦労が大きかった分、達成感を感じた事に加え、新規施策を立案した刑事部の担当者からお礼を言われた時はとても嬉しかったです。
Q.現在の仕事をする上で心がけていること・大事にしていることは?
現在の仕事は警察本部会計課の予算係において、警察業務の遂行に必要不可欠な予算を要求する業務を担っており、私は交通警察活動に関係する予算を担当しています。具体的には、普段何気なく利用している信号機の新設や改修にかかる費用、横断歩道の塗り替え費用、また交通部の警察官が事件捜査を行う際の旅費や交通取締に必要な用品等、私たちの身近にある交通施設に関するものから現場で活躍する警察官に必要なものまで幅広いものとなっています。これらはすべて私たちの生活に欠かすことのできないものであり、県民の安心安全な生活を守るためにも、これらの予算を適正かつ的確に要求することを心がけています。
Q.仕事のどういったところに難しさを感じるか?また、働く魅力やおもしろさを感じるときはどのようなときか?
警察事務職と一口に言っても業務は多種多様であり、新たな業務を担当する度に違う仕事にふれられる事は一つの魅力だと思います。また、新たな業務を担当した際に、一から学ぶ困難さもありますが、これまでの業務で培ってきた知識との結びつきが発見できた時は、大変やりがいがある仕事だと感じます。
Q.今後チャレンジしたいことやいつかやってみたいことは?
今後は、今まで経験したことのない業務を更にこなしていき、能力を向上させていきたいと思っています。これまでに私が経験してきた業務は、警察事務職の業務の中でもほんの一部に過ぎないことから、新たな業務をこなすことで、警察組織の根幹を支える職員として更なる高みを目指していきたいです。
これまでの配属先
平成29年4月 川西警察署会計課
平成31年3月 警察学校会計課
令和2年3月 現所属
兵庫県警察本部 総務部 会計課 |
Q.兵庫県警察本部総務部での主な仕事は?
主に交通警察活動に必要な物品等の調達を行っています。例えば、交通違反をした際に交付する交通反則切符や運転免許証の作成に必要となる台紙、運転免許証の更新の際の講習で使用する教本等があります。その他にも事務作業に必要な文房具や、捜査活動で使用するデジタルカメラ等も購入しています。
Q.なぜ兵庫県職員を目指したのかは?
警察事務職は、警察活動に必要となる物品等を調達したり、給与の計算や福利厚生の業務を行ったりすることで、警察活動が円滑に行なえるように仕事をしています。警察事務職は警察の裏方と思われることが多いですが、実際は、警察官をサポートするだけでなく、警察組織の基盤となって業務を行っています。警察組織を発展させる一員として働きたいと思い、警察事務職を目指しました。
Q.これまでの業務で印象に残っていること?
国の予算を執行する業務をしていた際に、会計検査院や警察庁の職員による検査を受検したことです。国費で調達された物品を管理する書類や警察車両の売却等の契約をした際の事務が適正に行われているか検査を受けました。検査を受ける際の独特の雰囲気と緊張感がとても印象深く残っています。
Q.仕事をする上で心がけていることは?
一番心がけていることは、スピード感をもって仕事をすることです。物品を調達する場合は、購入の依頼から納品されるまでに要する時間をできる限り短くするために、迅速に事務を進めることを意識しています。公金を無駄にすることはできませんので、多くの業者を募って価格を競争させ、より安価な金額で契約をすることで、経費の節減ができるように努めています。
Q.仕事のおもしろいところ、難しいところは?
警察事務に限らず公務員の仕事は法律や規則でひとつひとつ細かく定められています。大学では講義で法律に触れることが多かったこともあり、日々の業務で根拠となる条文を調べながら事務処理をし、知らないことを新たに発見していくところがおもしろいと思います。難しいと思うところは、限られた予算の中で、いかに効果的に執行できるかを考えながら業務を進めなければならないという点です。
Q.今後チャレンジしたいことは?
警察事務の仕事は多岐にわたります。これまで、遺失・拾得事務を始め、物品の管理、旅費の計算、物品の調達等の業務に携わりましたので、今後は、携わったことのない新しい業務にチャレンジしたいです。様々な仕事を経験することで、オールラウンドに活躍できるように成長したいと思います。
Q.県職員として働く魅力は?
一つの業務だけでなく、様々な業務を経験することができるという点です。定期的に部署の異動があるので、多種多様な業務を経験することでスキルアップにつながります。環境の変化を楽しめるところも魅力のひとつだと思います。警察事務は、警察署で勤務することが多く、広域にわたる兵庫県の市町のそれぞれの地域性を知ることもできます。
これまでの配属先
平成27年4月 相生警察署 会計課
平成29年3月 兵庫県警察本部 総務部 会計課
令和4年9月 東灘警察署 会計課
令和6年3月 現所属
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