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尼崎総合医療センター 副主任 塚本 由季 |
Q.現在の仕事を教えてください。
現在、私は尼崎総合医療センターで勤務しています。当院の臨床工学技士の業務は、人工心肺業務、集中治療業務、心臓カテーテル業務、植え込み型デバイス業務、血液浄化業務、手術室業務、機器管理業務など多岐に渡ります。これらの業務をローテーションしています。
Q.県職員の志望理由は?
兵庫県には、他県に比べても多くの病院施設が存在します。各施設はそれぞれの地域で医療の中核を担っており、様々な特色を有しています。どの施設で勤務しても、今までできなかった経験を新たに得られる、業務の幅を広げられると考え、県職員を志望しました。
Q.入庁前後で感じたギャップは?
県立病院に入職した当初は、医療機器や人員が豊富であることに驚きました。医師・看護師だけでなく、薬剤師養士、理学療法士などのコメディカルも積極的に治療に携わり、エビデンスに基づいた患者さんにとって最善と思われる治療を選択しています。最新の医療機器も導入しており、私たち臨床工学技士も操作・管理において重要な役割を果たしています。
Q.仕事の魅力ややりがいは?
前述した通り、当院における臨床工学技士の業務は多岐に渡ります。全業務をローテーションしていますが、各部門で責任者を配置し、それぞれで務の質および知識の向上を目標に教育を進めています。同様のシステムを採用している県立病院は他にもあります。幅広い業務を経験できる、さらにはスペシャリストorジェネラリストを目指すことができるのが県職員の魅力の一つです。
Q.印象に残っていることは?
私たちの業務の性質上、ICUの患者さんに関わる場面が多くあります。医師・看護師などから構成される多職種カンファレンスに参加し、人工呼吸器や血液浄化療法などの治療戦略を実行していきます。結果的にその患者さんが回復してICUを退室していく様子には、いつも喜びを感じます。
Q.仕事をする上で心がけていることは?
私は産休・育休を経て、現在また尼崎総合医療センターで勤務しています。仕事と家庭を両立することはとても大変なことですが、今それができているのは、職場の方々や家族の協力のおかげです。感謝の気持ちを常に持ちつつ、日々自己研鑽に励んでいます。
Q.県職員をめざす人へメッセージ。
近年では、兵庫県に所属する臨床工学技士が年に1回集まり、勉強会を開催しています。お互いの情報を共有することで、県立病院全体で臨床工学技士のレベルを上げていくことを目的としています。これからの県立病院を支える一人として、一緒に働けることを楽しみにしています。
これまでの配属先
平成23年4月 柏原病院 看護部
平成27年4月 尼崎病院 診療部
平成27年7月 現所属
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