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県立病院で勤務する薬剤師の仕事内容については、こちらもご覧ください。
がんセンター 薬剤部 副主任 唐木 麻衣 |
Q.なぜ民間ではなく公務員を目指したのか、またなぜ各市町村ではなく県を目指したのか?
大学生の時に、こども病院のオープンファーマシーに参加したことがきっかけで、兵庫県立病院に興味を持ちました。県立病院には6つの総合病院と4つの専門病院があり、幅広い知識と専門的な知識を身に付けられるだけでなく、福利厚生も充実しており、様々なライフスタイルに合わせて働けると思い県職員を目指しました。
Q.これまでの業務で大変だったことや嬉しかったことは?
AST(抗菌薬適正使用支援チーム)を担当するようになり、自分が提案した抗菌薬で患者さんの容態が悪化しないか不安でした。広域抗菌薬と狭域抗菌薬のメリット・デメリットを考えながら抗菌薬を選択することは難しく、自信を持って提案できるように今も勉強中ですが、患者さんが提案した抗菌薬による治療を完遂され、無事に退院される時は嬉しいです。
Q.現在の仕事をする上で心がけていること・大事にしていることは?
服薬指導等で入院中の患者さんと話す際は、私にとって日常でも、患者さんにとっては特別な事であることを忘れずに、不安に寄り添った丁寧な対応を心がけています。
Q.県職員の仕事のどういったところに難しさを感じるか?また、県職員として働く魅力やおもしろさはどのようなときに感じるか?
症例報告や相互利用等で他病院と連携する機会があり、良い所を取り入れて県立病院全体で成長していけることは、複数の系列病院があるおもしろさだと感じています。また年に数回研修があり、同期や転勤された先輩に会えることも魅力です。多職種合同の研修では、医療従事者だけでなく、普段はあまり関わることのない職種の方とも話すことができます。エルダー研修で新入職員の指導担当者同士で話し合い、様々な考え方に気付き、指導方法について考えることができたのは貴重な機会でした。
Q.今後チャレンジしたいことやいつかやってみたいことは?
抗菌化学療法認定薬剤師の資格を取得することが目標です。資格を取得し専門的な知識を活かして抗菌薬の適正使用に貢献していきたいです。
これまでの配属先
令和3年4月 現所属
丹波医療センター 薬剤部 主任 齋藤 あゆみ |
Q.なぜ兵庫県の薬剤師を受験しようと思いましたか?
私は兵庫県外の出身で兵庫県とは縁はありませんでしたが、友達に誘われて就職説明会に参加しました。そこで病院以外にも県庁や保健所で行政に関わる仕事があることを知り、健康に対して多方面からアプローチできることに興味を持ったことが、きっかけとなりました。現在は、チーム医療や薬剤管理指導を通して患者さんの近くで小児医療に携われることにやりがいを感じています。
Q.入庁前後でギャップはありました?
病院勤務では、決裁などの文章を作成することはあまりないと思っていましたが、実際は作成する機会が多くありました。薬局勤務の友人は全くないようなので、公務員と民間企業との違いを感じました。文章を書くのはあまり得意ではないので苦労しています。
Q.仕事をしていて印象的なエピソードはありますか?
以前勤務したこども病院は、患者さんがこどもなので薬を飲んでくれないことがありました。看護師と協力して様々な飲み方を試し、やっと飲んでくれて、更に笑ってくれた時はとても嬉しかったです。
Q.勉強していることなどはありますか?
こども病院に勤務していたときは、小児専門病院という特殊な環境で成人に多い疾患の薬物療法に関する知識を得る機会が少なかったので、病院外の講習会等に参加して勉強していました。最近は、オンラインで受講できるので、知識を習得しやすい環境になってきています。また、小児の知識をより深めるため、小児薬物療法認定薬剤師の資格を取得しました。
これまでの配属先
平成29年4月 こども病院 薬剤部
令和4年4月 現所属
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