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高温に強い県オリジナル米が来年度デビューします

県南部で主に栽培されている米の品種キヌヒカリは暑さに弱く、農家の皆さんが丹精込めて作っても、暑さにより米が白く濁る未熟粒などが発生しています。そこで2016(平成28)年度からJAグループ兵庫と一緒に、キヌヒカリに代わる高温に強い新品種の開発に取り組んでいます。まずいろいろな品種を交配して3年かけて1万系統を作り出し、そこから2年で70系統を選抜。6年目からは食味試験や実際に生産者のほ場で栽培する現地実証などもしながらさらに選抜を重ね、現在は2系統まで絞り込みました。一番大変だったのは猛暑の環境をガラス温室に再現すること。温度を1日平均28度から29度に自動で調整できるシステムを開発し、高温に強いものを確実に選んでいきました。本年度中に1系統に絞り、来年度には一般栽培を開始する予定です。(県立農林水産技術総合センター 篠木佑さん)

 
屋外(上)はもちろん、高温に対する強さを判断するためガラス温室(下)で栽培。

 


キヌヒカリ


兵系91号


兵系92号

最終候補の91号と92号。同じ条件で栽培したキヌヒカリの整粒(※)率58.7%に対し、91号は77.0%、92号は80.7%と高温耐性に優れています。
※整粒…被害粒や未熟粒などを除いた整った粒のこと)

 


系統ごとに試験管に分けられた種子。


昨年12月の試食会には米卸売業者も参加し、食味や品質について意見交換。

 

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