ホーム > 健康・医療・福祉 > 医療 > 感染症 > 豊岡健康福祉事務所感染症発生動向調査週報

更新日:2026年9月10日

ここから本文です。

豊岡健康福祉事務所感染症発生動向調査週報

このページは感染症発生動向調査事業に基づき、豊岡健康福祉事務所管内(豊岡市・香美町・新温泉町)を中心とした地域の感染症の発生状況を毎週情報提供し、感染予防についての注意喚起を行っています。

2026年第36週(8月31日~9月6日)の管内の感染症発生動向情報をお送りします

今週のcontents

  1. 定点把握感染症について
  2. 長引く咳、もしかしてNTM症かも~非結核性抗酸菌症(NTM症)をご存じですか~
  3. 学校生活が本格化!感染症対策を継続しましょう
  4. 正しい手洗いで感染症を予防しましょう
  5. 少ない菌でも感染する腸管出血性大腸菌感染症(O157等)に注意しましょう

1.定点把握感染症について

疾患名

定点あたり

患者数

増減

疾患名

定点あたり

患者数

増減

今週

先週

今週

先週

インフルエンザ

0.88 0.63

手足口病

1.20 1.80

COVID-19

0.88 0.38

伝染性紅斑

0.00 0.00 -

急性呼吸器感染症

16.88 17.00

突発性発疹

0.40 0.40

RSウイルス感染症

0.20 0.00

ヘルパンギーナ

1.40

1.40

咽頭結膜熱

0.20 0.20

流行性耳下腺炎

0.00

0.00

-

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.20 0.80

急性出血性結膜炎

0.00

0.00

-

感染性胃腸炎

2.00 3.40

流行性角結膜炎

1.00

0.00

水痘

0.00 0.00

-

 

 

 

 

2.長引く咳、もしかしてNTM症かも~非結核性抗酸菌症(NTM症)」をご存じですか~

非結核性抗酸菌症(NTM症)は、土や水の中など身近な環境にいる「非結核性抗酸菌」という菌によって起こる病気です。

主に肺に感染し、高齢の方を中心に患者数が増えています。

※結核とは異なり、通常は人から人へうつることはありません。

どんな症状があるの?

  • 咳が長く続く
  • 痰が多く出る
  • 発熱
  • 息切れがする

初期は症状が現れないこともあり、ゆっくりと進行する場合があります。

どこに菌がいるの?

原因となる菌は、次のような場所に広く存在しています。

  • 土や畑、庭の土壌
  • 川や池などの水環境
  • 浴室のシャワーヘッド
  • 水道の蛇口周辺

菌を含んだ細やかな水しぶきやほこりを吸い込むことで肺に入ると考えられています。

ただし、菌を吸い込んでも必ず発症するわけではありません。

早期発見が大切です

NTMは自然環境に広く存在するため、完全に防ぐことは難しい病気です。

以下のことに心がけ、健康管理に努めましょう。

  • 年に1回程度、胸部レントゲン検査を受ける
  • 咳や痰が長引く場合は早めに受診する
  • 持病のある方や高齢の方は体調管理に気を付ける

令和8年9月24日(木曜日)から9月30日(水曜日)は

「結核予防週間、呼吸器感染症予防週間及び非結核性抗酸菌症啓発週間」です

結核は現在でも毎年新たな患者が発生している感染症です。また、非結核性抗酸菌症(NTM症)は高齢者を中心に増加しています。

この機会に、これらの病気について正しく知り、日頃の健康管理や早期受診に役立てましょう。なお、豊岡健康福祉事務所感染症発生動向調査週報では、今週から3週連続で、非結核性抗酸菌症(NTM症)、呼吸器感染症および結核についてご紹介します。

 

関連ページ】

厚生労働省HP

  • 非結核性抗酸菌症(NTM症)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/ntm.html(外部サイトへリンク)

結核予防会HP

  • 結核・呼吸器感染症予防週間

https://www.jatahq.org/headquarters/campaign/(外部サイトへリンク)

 

3.学校生活が本格化!感染症対策を継続しましょう

管内ではインフルエンザ、新型コロナウイルスが増加、県下でもインフルエンザ、新型コロナウイルスが増加しており、急性呼吸器感染症は高い状態が継続しています。

夏休みが終わり、学校や園での集団生活が再開しています。

元気に過ごすためにも基本的な感染対策を心掛けましょう。

県内のインフルエンザは今どうなっている?

(1)兵庫県

定点当たりの患者数は今週1.75人(先週0.83人)と増加しました。

流行の目安である定点あたり1.00人を超えたため、注意が必要です。

(2)年齢別割合

兵庫県全体では、15歳未満がインフルエンザ感染症患者の63%を占めています。

園や学校での集団生活により、感染が広がりやすいため、集団発生しないように注意が必要です。

学校生活を元気に過ごすための感染症対策

(1)こまめに換気をして、きれいな空気を保ちましょう

朝夕は涼しくなってきましたが、冷房を使用する日も多く、窓を閉め切ることで換気不足になりがちです。換気が不十分な室内では、ウイルスや細菌が滞留しやすく、感染リスクが高まる可能性があります。定期的な換気を心掛け、室内の空気を入れ替えましょう。

(2)毎日の体調チェックを習慣にしましょう

登園、登校前に発熱や風邪症状の確認や検温を実施しましょう。体調不良がある場合は、無理に登園・登校せず、自宅で休養するようにしましょう。

(3)生活リズムを整えて、感染症に負けない体づくりをしましょう

夏休み中に夜更かしや遅起きをしていた人は園や学校の生活に合わせて、少しずつ生活リズムを整えましょう。「早寝・早起き・朝ごはん」を心がけることで元気に新学期を迎え感染症に負けない体づくりに繋がります。

(4)マスクの着用を含めた咳エチケット、手洗いを心がけましょう

正しい手洗いについては以下に記載している「4正しい手洗いで感染症を予防しましょう」をご覧ください。

(5)手洗い場の環境を整えましょう

手洗い後は、使い捨てのペーパータオルや個人専用のタオルを使用し、共用タオルの使用は避けましょう。また、石けんやペーパータオルが十分に備えられているかなど、手洗い設備の点検を行いましょう。

(6)よく触れる場所は清潔に保ちましょう

ドアノブ、手すり、机、おもちゃなど、多くの人が触れる場所は定期的に清掃、消毒しましょう。感染症の発生状況に応じて、次亜塩素酸ナトリウムや消毒用エタノールを用いた消毒を実施しましょう。

【関連ページ】

厚生労働省HP

  • インフルエンザ(総合ページ)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html(外部サイトへリンク)

 

教育、保育施設で働く職員の皆様へ

~インフルエンザ施設別発生状況の報告新シーズンが始まりました~

8月31日から9月6日までの週に係る報告から新シーズンとなります。インフルエンザによる臨時休業を行った場合、以下の方法で報告をしていただくようにお願いします。

(1)学校サーベイランスシステム加入施設(県立、私立・市町立の小・中・高校)

システムにて、毎日16時00分までに閉鎖登録行うことにより報告。

(2)学校サーベイランスシステム未加入施設(幼稚園、保育園等)

所定様式にて、毎日16時00分までに豊岡健康福祉事務所宛てのFAX等により報告。

 

4.正しい手洗いで感染症を予防しましょう

私たちの身の回りには、目に見えないウイルスや細菌が数多く存在しており、手には知らないうちに様々な病原体が付着しています。

感染症は一年を通して発生しており、季節を問わず注意が必要です。

手洗いは感染予防の基本です。毎日の正しい手洗いで、感染症を予防しましょう。

手洗いの効果~手洗いでウイルスはどの程度減るの?~

  • 流水で15秒間洗った場合:100分の1に減少
  • ハンドソープで10秒~30秒間もみ洗い+流水で15秒すすぐ→1万分の1に減少
  • ハンドソープで10秒~30秒間もみ洗い+流水で15秒すすぐを2セット→100万分の1に減少

日常生活で手を洗うタイミング

  • 外から帰宅した時
  • 汚れたものに触れた後
  • 料理を始める前と料理中(生肉、魚、卵を触った後など)
  • 食事の前
  • トイレの使用後
  • 咳やくしゃみ、鼻をかんだ後
  • 傷口の処置などを行った後
  • 乳幼児などの嘔吐や下痢便を処理した後

衛生的な手洗いの手順

(1)流水で手を洗う

(2)洗浄剤を手に取る

(3)手のひら、指の腹面を洗う

(4)手の甲、指の背を洗う

(5)指の間(側面)と付け根を洗う

(6)親指と親指の付け根の膨らんだ部分を洗う

(7)指先を洗う

(8)手首を洗う(内側・側面・外側)

(9)洗浄剤を十分な流水でよく洗い流す

2度洗いが効果的です

(2)~(9)までの手順を繰り返し2度洗いで菌やウイルスを洗い流しましょう

関連ページ】

厚生労働省HP

  • 正しい手指消毒

https://www.mhlw.go.jp/content/000501122.pdf(外部サイトへリンク)

 

5.少ない菌でも感染する腸管出血性大腸菌感染症(O157等)に注意しましょう

朝夕は少しずつ過ごしやすくなっていますが、9月も気温の高い日が続きます。腸管出血性大腸菌(O157等)による感染症は秋口にも発生するため、引き続き注意が必要です。

腸管出血性大腸菌は少ない菌数でも感染し、重症化する場合もあります。

主な症状

―症状のある方は速やかに医師の診察を受けましょう―

(1)激しい腹痛と水様性下痢

(2)血便(鮮血便)

(3)発熱、吐き気、嘔吐等を併発する場合もある

感染経路

(1)菌に汚染された飲食物を食べる

(2)感染者の糞便を触った手等を経由して汚染されたものを口にする

感染予防のポイント

(1)生肉は要注意!!

子どもや高齢者など抵抗力の弱い人は、法律の基準に合った生食用食肉(ユッケ、タタキ等)であっても、食べないようにしましょう。また、生食用の牛レバーは、法律で、販売・提供が禁止されています。レバーはしっかりと加熱して食べましょう。

(2)食品は内部まで十分に加熱して食べましょう。(中心温度が75度、1分以上)

(3)焼肉、バーベキュー、すき焼きの時、生肉を触る箸と食事用の箸は別にしましょう。

(4)タオルの共用はやめましょう。

(5)まな板・包丁などの調理器具は必ずよく洗い、塩素系消毒剤等で消毒しましょう。
(6)各施設に設置されているプール、水遊び用プールの水質等の衛生管理を徹底しましょう。

(7)以下のような時は石鹸で手をよく洗いましょう。

  • 調理前後、食事前、排便後
  • 赤ちゃんのおむつを替えた後、沐浴した後

  • 動物(牛、鳥、カメなど)と触れ合ったり、その排泄物に触れた後

関連ページ】

兵庫県HP

  • 腸管出血性大腸菌感染症

https://web.pref.hyogo.lg.jp/ehk06/o157.html

厚生労働省HP

  • 腸管出血性大腸菌O157等による食中毒

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/daichoukin.html(外部サイトへリンク)

 

グラフ・データで見る管内の感染症情報(2026年第36週)

小児科定点(グラフ)インフルエンザ定点(グラフ)(PDF:400KB)

兵庫県保健所別データ(PDF:86KB)

兵庫県感染症発生動向調査週報(PDF:339KB)

お問い合わせ

部署名:但馬県民局 豊岡健康福祉事務所

電話:0796-26-3660

FAX:0796-24-4410

Eメール:toyookakf@pref.hyogo.lg.jp