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更新日:2025年4月24日

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豊岡健康福祉事務所感染症発生動向調査週報

このページは感染症発生動向調査事業に基づき、豊岡健康福祉事務所管内(豊岡市・香美町・新温泉町)を中心とした地域の感染症の発生状況を毎週情報提供し、感染予防についての注意喚起を行っています。

2025年第16週(4月14日~4月20日)の管内の感染症発生動向情報をお送りします

今週のcontents

  1. 定点把握感染症について
  2. 百日咳患者が急増しています
  3. マダニが媒介する感染症に注意しましょう

1.定点把握感染症について

疾患名

定点あたり

患者数

増減 疾患名

定点あたり

患者数

増減
今週 先週 今週 先週
インフルエンザ 0.38 0.63 手足口病 0.2 0
COVID-19 3.25 2.5 伝染性紅斑 0.4 0
急性呼吸器感染症 15.88 12.88 突発性発疹 0 0.2
RSウイルス感染症 1.0 1.6 ヘルパンギーナ 0 0 -
咽頭結膜熱 0 0.4 流行性耳下腺炎 0 0 -
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.0 1.8 急性出血性結膜炎 0 0 -
感染性胃腸炎 4.8 6.2 流行性角結膜炎 0 0 -
水痘 0 0 -  

2.百日咳患者が急増しています

百日咳の報告数は全国的に多い状況になっています。

今週、豊岡健康福祉事務所管内で3人の報告があり、令和7年の管内累計患者数は9人とすでに昨年1年間の患者数を上回っています。

県内では今週、134人の報告があり、今年の累積患者数は548人と急激に増加しています。

咳が出る時は、マスク着用などの咳エチケットを心がけ、咳が続くときは早めに受診しましょう。

  • 百日咳は百日咳菌による急性気道感染症で感染経路は飛沫感染及び接触感染です。

  • 症状は、カタル期(かぜ症状)、痙咳期(けいれん性の咳発作)回復期の3つの病期を経て、全経過2~3カ月で回復します。
  • いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心です。母親の免疫が十分でなく乳児期早期から罹患する可能性があり、特に新生児や乳児期早期では肺炎や脳症を合併し重症化する恐れあります。まれに死に至ることもあります。
  • 有効な予防法は予防接種です。予防接種を受けていない乳児がいる場合は感染への注意が特に必要です。

【関連ページ】

兵庫県HP

  • 百日咳とは

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/05hyakunitiseki.html

3.マダニが媒介する感染症に注意しましょう

マダニ注意の季節になりました。マダニの活動が活発になる春から秋にかけては、マダニに刺される危険性が高まります。

但馬地域で確認されているダニ媒介感染症には、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ツツガムシ病があります。

  • 農作業やレジャー等で、草むらや藪などマダニの生息場所へ立ち入るときは、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくしましょう。また、マダニを確認しやすい明るい色の服を着用しましょう。
  • 虫よけスプレーはディートやイカリジンの成分を含むものを用法、用量を守って使用しましょう。
  • マダニに咬まれたことに気がつかない場合もあります。活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認して下さい。わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。
  • 吸血中のマダニに気づいた時は、医療機関(皮膚科)で処置をしてもらってください。
  • マダニに咬まれた後は2週間程度、体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は医療機関にマダニに咬まれたことを伝え診察を受けて下さい。

【関連ページ】

厚生労働省HP

  • ダニ媒介感染症

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html

グラフ・データで見る管内の感染症情報(2025年16週)

小児科定点(グラフ)インフルエンザ定点(グラフ)(PDF:380KB)

兵庫県保健所別データ(PDF:84KB)

兵庫県感染症発生動向調査週報(PDF:546KB)

お問い合わせ

部署名:但馬県民局 豊岡健康福祉事務所

電話:0796-26-3654

FAX:0796-24-4410

Eメール:toyookakf@pref.hyogo.lg.jp