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県内の刑法犯認知件数は、戦後最多だった平成14年以降減少を続けていましたが、令和4年から2年連続で対前年比で増加しています。また、刑法犯の検挙人員に占める再犯者の割合(再犯者率)は50%程度で推移しており、犯罪のない安全安心な地域社会を築くためには、犯罪や非行の繰り返しを防ぐ「再犯防止」の取組が非常に重要です。
兵庫県は、何かのきっかけで犯罪や非行をした人が、社会でもう一度やり直したいと思い、懸命に立ち直りに励む時に、社会から排除、孤立させるのではなく、再び地域に受け入れ、社会の責任ある一員となるよう支え、見守る、誰もがやり直すチャンスを得られる地域でありたいと考えています。そのことがひいては犯罪や非行のない地域の安全安心を高めることにも繋がります。
こうした点を踏まえ、「再犯の防止等の推進に関する法律」(再犯防止推進法)に基づき策定した「兵庫県再犯防止推進計画」を着実に推進し、更生支援と再犯防止策に取り組んでいきます。
これまで兵庫県では、地域安全まちづくり推進計画の項目の一つとして再犯防止の取組を推進してきましたが、「誰も取り残さない兵庫」の実現を目指すため、国の第二次再犯防止推進計画に合わせて令和5年7月に「兵庫県再犯防止推進計画」を策定しました。計画策定に先立ち、令和5年3月28日から4月17日までパブリック・コメントを実施しました。いただいたご意見及びそれに対する県の考え方は、別添のとおりです。
「兵庫県再犯防止推進計画」策定にあたり、学識者、関係機関、更生保護活動関係者などで構成する検討委員会を設置し、様々な意見を伺いながら検討を進めました。
種類 | 日時 | 資料 |
---|---|---|
第1回検討委員会 |
令和4年9月2日(金曜日) 9時30分~11時30分 |
資料1:兵庫県再犯防止推進計画策定に向けた検討(PDF:435KB) 資料2:検討資料掲載の施策実績(PDF:24KB) |
第2回検討委員会 |
令和5年3月17日(金曜日) 15時00分~17時15分 |
資料2:兵庫県再犯防止推進計画(案)(PDF:4,316KB) 資料4:兵庫県再犯防止推進計画検討委員会の経緯とスケジュール(PDF:11KB) |
第3回検討委員会 |
令和5年6月23日(金曜日) 10時00分~11時00分 |
資料1:兵庫県再犯防止推進計画検討委員会設置要綱の改正について(PDF:121KB) 資料2-1:パブリックコメント実施結果及び県の考え方(PDF:143KB) 資料2-2:パブリックコメント実施後の修正箇所(PDF:336KB) 資料2-3:兵庫県再犯防止推進計画(案)の概要(PDF:446KB) |
“社会を明るくする運動”は、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。保護司の方をはじめ、地域の様々な機関や関係者の協力・協賛を得ながら実施しています。
“社会を明るくする運動”には、保護司・更生保護女性会員・BBS会員など更生保護ボランティアとして活動することはもちろん、再犯防止・更生支援に対する正しい理解を深める、イベントに参加する、協力雇用主として受け入れる、寄附などにより活動を支える、など様々な形で参画することができます。
犯罪をした人を孤立させることなく、社会の責任ある一員となるよう支え、見守り、やり直すチャンスが得られる社会である「誰も取り残さない兵庫」の実現を目指していくためには、周囲の理解や受入が不可欠です。皆さんもできるところから運動に関わってみませんか。こうした取組に興味がある方は、神戸保護観察所(外部サイトへリンク)にお問い合わせください。
神戸保護観察所 078-351-4005(代表)
7月の強調月間を中心に県内各地で特色ある啓発活動が行われています。その一部をご紹介します。
【ショッピングモールでの普及啓発活動】
【市民イベントでの書道パフォーマンス】
【集会の様子】
【姫路城ライトアップによる啓発】
【音楽隊による演奏】
【公共交通機関でのポスター掲示】
令和6年7月30日に、兵庫県知事が内閣総理大臣メッセージを神戸保護観察所長から受領しました。
協力雇用主とは、犯罪や非行の前歴があることで定職に就けない刑務所出所者等を、その事情を理解した上で雇用し、彼らの立ち直りに協力する民間の事業主の方々です。現在、全国に約24,000、兵庫県内には800を超える協力雇用主がおられます。協力雇用主は、国や県から様々なサポートを受けることができますので、ぜひ登録をご検討ください。詳細は下記資料をご覧ください。
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