泥棒から家を守る(家庭での防犯対策)
近年、日常の暮らしの身近なところで侵入犯罪(空き巣、強盗など)が発生しています。
自分や家族の命、そして家を守るためにできることはなにか、そうした犯罪の被害に遭わないためのポイントを紹介します。
空き巣等の被害は、大切な財産を失うとともに、見知らぬ者に侵入されたことにより大きなショックを受けることになります。
普段からドアや窓に対する「防犯対策」や「戸締り」を心掛けることが大切です。
泥棒に狙われやすい家って?
- 人通りや人目が少ない
- 庭木など死角になるものがある
- 足場(脚立やポリバケツなど)になるものが置いてある
- 郵便受けに新聞などがたまっている
侵入の手口は?
窓ガラスを割ったり、無施錠の窓や玄関から入ってきます。
「無締り(無施錠)」が約5割
「ガラス破り」が約2.5割
(令和3年刑法犯に関する統計資料より)
対策のポイント「目」「光」「音」「時間」
犯人は人の目につくのを嫌います。
また、光や音で犯人を威嚇するとともに侵入時間をかけさせる対策が有効です。
目
- 防犯カメラで犯人を寄せ付けないように
- 死角が生まれないように、塀や垣根は低く
植栽は定期的に剪定を
光
- センサーライトの設置(接近するとライトが自動的に点灯して犯人を威嚇)
音
- 防犯アラーム
- 庭先に砂利を敷くなど、周りに音が鳴る対策は、犯人を嫌がらせる効果があります。
時間
- 窓のサッシに補助錠を取り付ける
- 窓ガラス全面に防犯フィルムを貼付ける
- ドア、ガラス、面格子、シャッターなどは防犯性の高い建物部品(CP部品)に交換
侵入に5分かかると犯人の約7割はあきらめ、10分以上かかると犯人のほとんどは諦めると言われています。
侵入に時間をかけさせることがポイント!!です。
強盗事件では、犯人がインターホンを鳴らして宅配業者を装い室内に侵入することも。
- インターホン(カメラ付きが有効)越しに会話
- 玄関ドアを開ける際もドアチェーンを掛けたままで対応
- 不審であればドアを開けない、屋内に入れさせない
地域の防犯力が重要
- ひょうご地域安全SOSキャッチ電話相談
人の目、不審者(車)発見時の通報(同じ車が行ったりきたり)が被害を軽減。
県では、県民等からの電話により、日常生活の中で気づいた異変の通報・相談を受け、速やかに適切な関係機関(県・市町専門相談機関、警察等)につなぎます。
- まちづくり防犯グループ
それぞれが防犯意識を持って被害を防ぐ、地域の力で犯罪被害を防ぐことが大切です。
県では、自治会が中心となって、PTAや婦人会など地域安全まちづくり活動を行っている他の団体にも呼びかけて活動を行うグループを支援しています。