ここから本文です。
独特な形状のさいれん坊主。中には願い事やイラスト入りのものも。
たつの市の中垣内地区では、毎年8月14日に井関三神社で、翌15日には恩徳寺で火祭り「さいれん坊主」が行われます。夕刻になると、地元の子どもからお年寄りまで約100人が、竹ざおの先の丸い灯籠に火をともしたさいれん坊主を掲げて、太鼓を先頭に地域を練り歩きます。社寺に到着すると境内を約30分間、鐘や太鼓の音に合わせて円を描くように回り続けます。起源は諸説あり定かではありませんが、江戸時代中期の恩徳寺の記録や縁起絵巻に、この行事を指すと考えられる記載があり、今年3月に県の無形民俗文化財に登録されました。これからも地域の伝統行事が受け継がれることを願っています。(たつの市立埋蔵文化財センター館長 義則敏彦さん)
兵庫県登録無形民俗文化財
昭和初期以前から伝わる祭りや行事を保護し、未来に伝えるため、2021(令和3)年度に登録制度を開始。登録されることで地域活性化につなげます。現在は9件登録。
【問い合わせ】県教育委員会文化財課
【電話】078-362-3783
【ファクス】078-362-3927
問い合わせ
たつの市立埋蔵文化財センター
【電話】 0791-75-5450
【ファクス】0791-75-0353
詳しくはさいれん坊主(外部サイトへリンク)のページへ
お問い合わせ