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淡路市北部の山間に広がる仁井地区に今年3月、レストランを併設した島内初のワイナリー「AWAJISHIMA WINERY COMPLEX」がオープン。自社農園で栽培したブドウを主原料に、9月から醸造を開始する予定です。(取材・文 本紙編集部)
「淡路島」と命名されたワインを手にする小谷さん(左)と井壷さん。
立ち上げたのは、神戸市出身のブドウ農家、小谷雄介さんと仁井地区出身の料理人、井壷幸徳さん。小谷さんは2019(令和元)年、海の見える雄大なロケーションと、移住者にも親切な地域の人々に引かれ、同地区でブドウの栽培を開始。翌年、島内でレストランを営み地元の食材を使った料理に合うワインが欲しいと考えていた井壷さんと出会い、二人で合同会社を設立しました。同施設は地域資源を生かした農林水産物加工・販売施設等の整備を支援する「農山漁村発イノベーション整備事業」を活用して開業。現在、淡路島の食材を取り入れた料理と共に県外で醸造したワインを提供していますが、今秋収穫分からは自分たちで醸す予定。来春には島の食材の魅力を引き立てる“新生”淡路島ワインが誕生し、島内外からの集客により地域の活性化を目指します。
真新しい醸造所には300ℓを貯蔵できるタンクがずらりと並びます。
昨年実ったブドウ。現在はシャルドネをはじめ9品種を栽培しています。
問い合わせ
AWAJISHIMA WINERY COMPLEX
【場所】淡路市仁井1438
【電話】090-2700-1438
【ファクス】0799-70-9132
詳しくは淡路島ワイナリー(外部サイトへリンク)のページへ
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