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妊娠・出産、育児、介護、転職など、人生にはたくさんの転機があり、そのたびに喜びや悲しみなどさまざまな感情を抱くもの。下の人生グラフ例を参考に、あなたの「理想の人生グラフ」を考え、100歳までの人生を描いてみてください。
そして、それを実現するために必要なことについて考え、家族や友人、先生など、周りの人と話をしてみましょう。
【図: 人生グラフ例】
仕事に結婚、出産…楽しみもいっぱいだけど、現実的な課題もたくさんあるね
PDFをプリントアウトして、
自分で書き込んでみましょう。
参考:人生デザイングラフ/国立成育医療研究センター design-sheet.pdf
実際に不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は増加傾向にあり、働きながら不妊治療を受ける人も増加しています。不妊治療と仕事との両立ができず、11%の人が離職している現状もあります。
今働きながら不妊治療を受ける人と職場で支える上司や同僚の人たちのより良い環境づくりが課題となっています。
実際に不妊の検査や治療を
受けたことがある夫婦は約4.4組に1組
仕事と不妊治療の両立が出来ない人は
4人に1人以上
「仕事との日程調整が難しいため」「精神面で負担が大きいため」
「体調、体力面で負担が大きいため」など仕事との物理的な
兼ね合いや精神面での負担・・・
図1 通院日数の目安
※個人差あり ※待ち時間を含むとより長い所要時間 ※治療に伴う体調不良も生じる
“不妊治療”は当事者自身が口にしにくいことや周囲の理解が得られにくいこともあります。ただ、不妊症・不育症は誰もが抱えうる課題です。
育児や介護、その他の疾病での休暇と同様に、プライバシーに配慮しつつ、理解や「お互い様」の精神が得られることが、働きやすく暮らしやすい社会につながると考えています。
【図2:仕事と不妊治療の両立状況】
参考: 不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査/厚生労働省
不妊治療と仕事の両立サポートハンドブック/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30l.pdf