イノシシによる人身被害防止について
通常、イノシシが人に出会ってもイノシシの方から逃げるので慌てる必要はありませんが、興奮していたり発情期(晩秋~冬)や分娩後で攻撃的になっていたり、至近距離で突然出会った場合には注意が必要です。また、餌付けなどで人に慣れると市街地に出没して、餌を求めて襲ってくることがあります。
六甲山周辺の市街地を中心に、毎年かみつかれたり、突進されて怪我をした人身事故が発生しています。
令和5年度は3件の人身事故が発生しており、6年度は11月末時点で3件発生しています。11月26日には、姫路市内において6人が襲われる事案が発生しました。
イノシシに出会った場合は
落ち着いてゆっくり行動しましょう
- イノシシに出会ったら刺激しないように、慌てずゆっくり後ずさりをして、その場を離れてください。
- 急に走り出してイノシシを興奮させないようにしましょう。イノシシが興奮している場合は、後ろを向くと襲ってくることもあるので、なるべく背中を見せないよう、ゆっくりと後退するようにしましょう。
攻撃したり、威嚇したりしてはいけません
- 棒を振り上げたり、物を投げたりするとイノシシが興奮して襲ってくる可能性があります。決してイノシシを刺激しないでください。
- イノシシが負傷しているときや市街地に迷いこんでいるときは、興奮している可能性が高いので、イノシシから見えない場所に避難してください。
接近してきた場合
- イノシシと出会ったらその場を離れるのが一番ですが、人がいる方向に逃げ場所が限られる場合などには接近してくることがあります。
- 接近が避けられない場合は、決して反撃せず、イノシシから人が見えない場所(建物や車の中など)やイノシシが簡単に登れない場所(立木の上など)などに避難して安全を確保してください。
- 犬を連れていると特に危険ですので、イノシシが近づいてきたらリードを放して避難してください。
うり坊を見かけたら
- 近くに母イノシシがいる可能性が高いので、近づいたり追いかけたりしないでください。
食べ物を与えない
- イノシシへ餌を与えることをしないでください。人への警戒心を低下させ、人が食べ物の供給源だと学習させることにつながります。
- お弁当など、食べ物が入った袋を持っている場合は、袋を身体から遠ざけて逃げてください。