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本県におけるがんによる死亡者数は、昭和53年に脳卒中を抜き、死亡原因の第1位となりました。その後も増加の一途をたどり、令和4年には、全死亡者のうち4人に1人ががんで亡くなっています。
平成19年4月に、「がん対策基本法」が制定され、同法に基づき同年6月に「がん対策推進基本計画」(以下「基本計画」という。)が策定されたことに伴い、本県では平成20年2月に第3次ひょうご対がん戦略推進方策として「兵庫県がん対策推進計画」(以下「推進計画」という。)を策定しました。
その後、質の高いがん対策を持続可能とするため、地域資源の有効活用の重要性やデジタル化等、新型コロナウイルス感染症の流行下で普及した保健医療サービスの提供や方法のあり方についての検討の必要性等から、国において令和5年3月に第4期基本計画が策定されました。これらの状況をふまえ、本県においても推進計画を改定し、第6次ひょうご対がん戦略推進方策のもと、がん対策のさらなる推進に努めます。
令和6(2024年)度から令和11年(2029年)度までの6年間とします。
「がんによる罹患者、死亡者減少の実現」、「がん患者一人ひとりに寄り添い、誰一人取り残さない兵庫の実現」を全体目標として、各分野別に個別目標を設定しています。
「がんの予防」「早期発見の推進」「医療体制の充実」「がん患者が安心して暮らせる社会の実現」等に基づく各個別施策に取り組むことにより、県民の視点に立ったがん対策を推進し、がんと共に生きる社会の実現を目指します。なお、推進計画は、国基本計画に基づくほか、「兵庫県保健医療計画」、「兵庫県健康づくり推進実施計画」などの諸計画や「ひょうごビジョン2050」と整合を図るものとします。
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