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多様で柔軟な働き方による働きやすい雇用就業環境の創出をもたらす「ワーク・ライフ・バランス」の取組を全県的に推進するため、県では「ひょうご仕事と生活センター」を核として、政労使三者での取組を行っています。
ワーク・ライフ・バランスとは、仕事にやりがいや充実感を感じ、責任を果たしながら、その一方で、子育てや介護、家庭や地域での生活、自己啓発などといった、個々の私生活も充実させるという考え方です。
ワーク・ライフ・バランスを推進することにより、仕事の充実感と生活の充実感の相乗効果が生まれます。
バランス=50対50ではない
仕事と生活の望ましいバランスは、個人によって違うとともに、またライフステージによっても変化するものです。様々なライフスタイルや、子育て期、親の介護などを行う中高年期といった人生の各段階におけるニーズに合わせて、多様な働き方を選択出来ることが重要です。
個人
仕事と生活の両立が困難
自己啓発や地域活動への参加が困難
長時間労働が心身の健康に悪影響
→希望するバランスの実現のために必要
社会全体
労働力不足の深刻化
生産性の低下・活力の衰退
少子化の急速な進行
地域社会のつながりの希薄化
→経済社会の活力向上のために必要
個々の企業・組織
人材獲得競争の激化
→多様な人材を生かし競争力を強化するために必要
平成19年7月男女共同参画会議仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会より
ワーク・ライフ・バランスを推進すると、
社会全体
従業員の仕事と生活の両立を支援するため、残業時間削減のために業務の効率化・平準化を図る等の1.働き方の見直し、育児・介護休業制度や短時間勤務制度といった2.仕事と生活の両立支援、在宅勤務やフレックスタイム勤務等の3.多様な働き方の導入、また制度を活用できるようにするための4.風通しのよい職場づくり、といった取組があります。
県では、ワーク・ライフ・バランスの取組を全県的に推進する拠点として、「ひょうご仕事と生活センター(外部サイトへリンク)」を連合兵庫、兵庫県経営者協会と協働の下、平成21年6月3日に設置しています。
平成11年 | 6月 |
兵庫県雇用対策三者会議発足 平成11年4・5月の兵庫県の有効求人倍率が0.32(県政史上最低)を記録したことを契機に、兵庫県の政労使による雇用の打開策を探る取組がスタート |
12月 |
兵庫型ワークシェアリングについての三者合意 緊急避難型ワークシェアリングと多様就業型ワークシェアリングの取組 |
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平成18年 | 3月 |
仕事と生活の調和と子育て支援に関する三者合意(PDF:212KB)
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平成20年 | 10月 |
仕事と生活の調和の実現を図るため、政労使で「仕事と生活のバランス」の推進により、労働者と経営者がともに豊かさを実感できる地域社会の実現を目指して一体となって行動していくことを宣言 |
平成21年 | 6月 |
ひょうご仕事と生活センター開設 |
ワーク・ライフ・バランス(WLB)の取組を全県的に推進する拠点として設置され、下記により県内企業の取組を支援します。個別の事業に関するお問い合わせは、ひょうご仕事と生活センター(外部サイトへリンク)(TEL:078-381-5277)までお願いします。
ホームページで先進事例やセミナー情報、各種助成金の情報などを提供するほか、これらの情報を掲載した企業向けの情報誌を発行します。
仕事と生活の調和推進宣言企業 |
3,875社 |
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仕事と生活の調和推進認定企業 |
546社 |
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仕事と生活のバランス表彰企業 |
167社 |
宣言企業・認定企業は、公表について確認した企業から順次掲載しています。
組織内でワーク・ライフ・バランスを推進していくための相談を受け付け、課題に応じた専門家を派遣します。また、従業員を対象としたアンケートの実施により、職場環境等の現状・課題等を分析します。
組織の課題に応じた研修プログラムを企画し、講師を派遣します。
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