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農業者に対する巡回指導、相談、農場展示、講習会等を通じて直接農業者に接して、地域特産物の育成、農業技術の普及、農業経営の改善、集落営農の活動支援、認定農業者・農業青年等担い手の育成・確保などを行っています。
〒669-3309
丹波市柏原町柏原688
係名 | 分掌事務 | 電話番号 | FAX・E-mail |
地域課 |
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0795-73-3804 | ファクス番号 0795-72-4063 Tanbank@pref.hyogo.lg.jp |
経営課 |
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0795-73-3805 3808 |
丹波地域アクションプランでは、「豊かな食・緑を育む丹波地域の里づくり」を、スロ-ガンに、丹波地域のブランド農産物を守り育て、その強みを活かし、豊かな自然の中で担い手が未来に希望を持てる活力ある農林業・農山村の創造をめざしています。
アクションプランの実現に向けて、丹波農業改良普及センターでは、需要に対応したブランド農産物の生産を振興します。そのために、スマート農業の推進、担い手の育成、農業の6次産業化等を進めるとともに、丹波地域のブランド農産物の新たな価値の創造や需要の開拓をめざし、農業者や農業関係団体をはじめ、商工・観光業者、企業、行政等と幅広く連携し、課題解決に向けた普及活動を展開します。
(1)土地利用型作物
これまで実証に取り組んできたドローンやAI、ICTを活用したスマート農業技術の広域普及にむけ、ドローンを所有する農業者や農業団体、集落営農組織による黒大豆等の防除作業受託体制構築を支援します。並行して、農業団体の新たな水稲防除機の導入計画を作成します。また、ドローンを活用した省力的な水稲分肥体系の実践を進めるとともに衛星データによる追肥技術を組み立て、近年の異常気象や高温化の中でも水稲の健全な生育と収量の確保に取り組みます。
(2)丹波栗
病害虫防除作業は丹波栗の収量・品質確保に重要ですが、高齢化に伴い作業が困難な生産者が増加傾向です。これまでの病害虫防除へのドローン活用実証の結果、慣行と同程度の防除効果が確認でき、さらに省力化につながるため、生産者の関心も高まっています。今後の普及を見据え、防除体系の確立と作業受託先の確保と仕組みづくりに取り組みます。
丹波市の花き農家では、所得安定に向けて市場需要のある高収益作物としてホオズキ栽培に取り組む生産者が増えています。近年、虫害や定植時期の遅れによる実の着色不良に起因する商品率の低下が見受けられます。そこで、防除意識の向上と適期作業の推進を図り、品質確保を支援します。
購入飼料の高騰に伴い、畜産農家のコスト軽減に向けた意識と飼料需要が高まり、WCS用イネの作付面積が増えています。しかしWCS用イネの栽培基準がなく、背負い動噴等による追肥作業は重労働のため、追肥不足による収量減を招いています。省力的な追肥技術実践モデル農家を育成し、コスト低減と需要に応える収量確保に取り組みます。
本県育成の酒米新品種Hyogo Sake 85への増えつつある需要に応えていくために、ドローンを利用した害虫・雑草防除や初期水管理の励行等を推進し、安定生産を支援します。また、丹波地域内外におけるHyogo Sake 85の認知度向上に向けて、既存の体験・滞在型プログラムに加えて大学生が水稲の栽培から日本酒の醸造・販売までを一貫的に体験するプログラムの企画を通して、PRと持続的な連携体制づくりを進めます。
丹波篠山市の黒大豆は、近年高温の影響から生産量は不安定傾向です。令和5年度に兵庫丹波黒として認定された「兵系黒6号」は、茎疫病に抵抗性があり、生産者の需要が高まっています。黒大豆の安定生産に向けて、新規の種子生産者の育成と種子の安定確保を支援します。
丹波市の丹波大納言小豆では、採種ほでも高温の影響で虫害が増加しているため、適期防除実施に向けた情報発信や研修会等を実施します。併せて、新規種子生産者の確保と優良種子の安定生産を支援します。
新規就農者や就農準備者に対し、農業経営に必要な基礎知識と実践的な技術力の向上を支援するとともに、規模拡大や経営安定を目指す経営体に対し、経営目標の設定や課題整理、課題解決への取組を支援し、経営管理能力の向上を図ります。若手いちご生産者に対して病害虫防除等の栽培技術、若手繁殖和牛農家には子牛育成技術の向上を支援します。また、栽培経験の少ない丹波栗剪定士エントリー生の栗栽培技術の習得を図ります。