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県内の魅力あふれるフィールドパビリオンを集めました。地域で育まれてきた食や文化、産業を見て、学んで、体験しませんか。
ひょうごフィールドパビリオンとは
万博に向けて地域の持続可能な未来を実現する活動の現場そのもの(フィールド)を展示館(パビリオン)に見立てて発信する取り組みです。
丹波杜氏のふるさとに息づく酒造りや発酵文化を体感
カフェの内部は昔のたるを有効活用。
「小鼓」で知られる(株)西山酒造場は1849(嘉永2)年の創業来、自然豊かな丹波の地で日本酒を造り続けています。当蔵では、「小鼓」の名付け親である高浜虚子の句碑、仕込み水をくみ上げる井戸などを見て回ったり、お酒の飲み比べをしたりできます。8月には、約30年前まで使っていた蔵をリノベーションした「鼓傳(こでん)」をオープンしました。1階の「発酵まかないカフェ 小鼓御里」では、酒造りに携わる蔵人が普段食べている“まかない”をアレンジした発酵料理を提供し、2階は1日1組限定の宿泊施設となっています。酒蔵の日常を体感し、蔵人たちの情熱を周りの人にも伝えてほしいですね。(西山酒造場女将 西山桃子さん)
「鼓傳」お食事券(2,750円分)を5人にプレゼント
応募方法はプレゼントクイズのページへ
飲み比べは日本酒3種、リキュール3種、蒸留酒3種の3つ。
国登録有形文化財の主屋(直売所)には、三代目蔵元と親交があった高浜虚子も訪れたそうです。
170余年脈々と酒造りの技が受け継がれてきました。
里山の酒蔵・西山酒造場で「丹波を味わい、発酵を学ぶ」
(1)蔵見学(2)飲み比べ(3)発酵まかないカフェの食事
【場所】(株)西山酒造場(丹波市市島町中竹田1171)
【料金】(1)1組(10人まで)4,950円(2)550円~(3)2,200円~
【申し込み・問い合わせ】(1)は希望日の7日前までにホームページ、電話で同社へ
【電話】0795-86-0331
【ファクス】0795-86-0202
詳しくは西山酒造場(外部サイトへリンク)のページへ
奇跡の湯が湧き出る有馬のまちを散策
湯けむり広場には有馬温泉を愛し、1596(慶長元)年の大地震からの復興にも尽力した秀吉の像も。
日本三古泉の一つに数えられる神戸市北区の有馬温泉は、塩分と鉄分を含む茶褐色の「金泉」と、炭酸泉にラジウムが少量入った無色透明の「銀泉」が楽しめます。中でも金泉は、日本列島の地下60kmに沈み込んだフィリピン海プレートから600万年もの長い時間をかけて生まれた奇跡の湯。「有馬型温泉」といわれるほど世界でもまれなタイプです。豊臣秀吉をはじめ数々の著名人が訪れ、癒やされ、文化を紡いできた有馬の地には、泉源はもとより歴史ある社寺や伝統工芸など見どころもたくさん。お湯に漬かる前に、私たちガイドと一緒にまちを歩きませんか。(有馬観光ガイドボランティア代表 奈良正明さん)
99.4℃の金泉が湯煙を上げる天神泉源は、有馬天神社の境内にあります。
悠久のいで湯 有馬温泉まち歩き
モデルコース
ねね橋・ねね像→袂(たもと)石→湯けむり広場→善福寺→金の湯→温泉寺→有馬の工房→念仏寺→極楽寺→銀の湯→炭酸泉源→天神泉源→金の湯(足湯)〔約2時間〕※希望に合わせ変更可能
【定員】1人~10人程度
【料金】ガイド1人につき3,000円
【申し込み】希望日の3日前までにホームページで有馬観光ガイドボランティアへ
【問い合わせ】有馬温泉観光総合案内所
【電話】078-904-0708
【ファクス】078-903-2233
詳しくは有馬観光ガイドボランティア(外部サイトへリンク)のページへ
生きたままセリにかけられる“明石のまえもん”を堪能
生きた魚がセリにかけられる様子を仲買人と同じ目線で見ることができます。
日本有数の漁場、明石海峡に臨む明石浦漁業協同組合では、全国でも珍しい活魚のセリ市を昼間に開催しています。水揚げされた魚は24時間かけ流しの巨大ないけすに入れられ、生きたままセリにかけられます。迫力満点のセリ市を見学した後は、明石市内では唯一、同組合から直接魚を仕入れているすし店で昼食。“明石のまえもん”と言われる魚介のおいしさとその秘密を同時に知ることができる絶好の機会です。((一社)明石観光協会)
とれとれ、ぴちぴちの魚介を使ったすしは絶品。
明石の魚の美味しさの秘密を覗(のぞ)く・明石昼網鮨ツアー
【日時・期間】第1土曜11時ごろ~(約2時間)※季節により異なる
【場所】明石浦漁業協同組合(明石市岬町33-1)、明石浦正(明石市日富美町14-23)
【定員】2人~10人
【料金】7,500円
【申し込み・問い合わせ】実施日の8日前までにEメール、電話、ファクスで(一社)明石観光協会へ
【電話】078-918-5080
【ファクス】078-911-0579
詳しくは明石観光協会(外部サイトへリンク)のページへ
明治期の赤れんが倉庫で廃材を使ったクラフト体験
1909(明治42)年に建てられた赤れんが倉庫。
洲本市にある旧紡績工場の赤れんが倉庫を改修し、2021(令和3)年にオープンした「S(エス) BRICK(ブリック)」は、レストランの「フードベース」、工房の「クラフトベース」、室内広場の「キッズベース」等から成る複合施設です。クラフトベースでは、土壁アートやキーホルダーといったメニューを選べる他、淡路島の事業者から集めた線香や畳の端材、配管、タイル等の廃材を使って自由に工作ができます。廃材のアップサイクル(創造的再利用)を通して、サステナブルな体験をしてはいかがですか。((株)シマトワークス 定岡加祥さん)
廃材と作例の展示も。
クラフト体験メニュー
Playful Lab. 500円
※端材や廃材を使っての自由工作
土壁アート 1,500円
キーホルダー 200円
ポシェット 500円
シュシュ 200円 など
手拭いの端切れで作ったシュシュ
土の風合いを楽しめる土壁アート。
【問い合わせ】S BRICK
【場所】洲本市塩屋1-1-8
【電話】0799-24-0550(フードベースは【電話】0799-25-1500)
【ファクス】0799-24-0551
詳しくはエスブリック(外部サイトへリンク)のページへ
探検坑道や一円電車で鉱山のまちを歴史探訪
日本一のスズ採掘量を誇った明延鉱山。坑内の設備や車両は当時のまま残っています。
1987(昭和62)年の明延鉱山の閉山後も、養父市の明延地区は鉱山の遺構を守ってきました。近年は地区全体を博物館に見立てた取り組みを展開し、往時の面影を求めて訪れる人が増えつつあります。観光のメインである坑道の見学では、ボランティアガイドの案内で、鉱石の搬出に使われたトロッコやエレベーターなどの遺構を見ることができます。鉱山と神子畑選鉱場を結んでいた一円電車の体験乗車、昭和初期の共同浴場や鉱員の社宅が残る明延地区の散策もお薦めです。(養父市経営政策・国家戦略特区課 圓山裕基さん)
一円電車の体験乗車会の様子。乗客数が分かりやすいよう運賃1円で運んでいたのが愛称の由来です。
1934年建築の「第一浴場」はミュージアムとして活用されています。
明延鉱山探検坑道(坑道見学)
【日時・期間】11月3日までの日曜10時~15時※実施日以外で見学希望の場合は3日前までに要予約
【場所】養父市大屋町明延328
【料金】一般1,200円、小・中学生600円
一円電車体験乗車会
【日時・期間】10月6日(日曜日)、11月3日(日曜日・祝日)10時~15時
【場所】あけのべ一円電車ひろば(養父市大屋町明延)
【料金】一般300円、中学生以下1円
※詳細はホームページで確認してください
【問い合わせ】あけのべ自然学校
【電話】079-668-0258
【ファクス】079-668-0099
詳しくは明延鉱山(外部サイトへリンク)のページへ
S BRICK紹介動画(外部サイトへリンク)
明延鉱山紹介動画(外部サイトへリンク)
県では開幕前事業や会期中イベントなどを実施します。
ひょうごフィールドパビリオンを実際に体験し、プログラム内容や受け入れ環境等に関するアンケートに答えた団体やグループに対し、体験料や交通費等の一部を補助します。回答はプログラムの磨き上げに生かします。
【対象】県内の10人以上の地域団体やグループ※その他要件あり
◆補助対象=体験料、交通費(バス貸し切り代、タクシー代、公共交通機関の運賃など)
◆補助額=上限4万円
【問い合わせ】県フィールドパビリオン推進課
【電話】078-362-9010
【ファクス】078-362-3950
詳しくはフィールドパビリオン県民モニター事業のページへ
※申し込み期間・方法等は県ホームページで確認してください
万博期間中に設置する「尼崎万博P&R駐車場」の隣接地でナイトマーケットを開催。県産品のマルシェ、ひょうごフィールドパビリオン関連のブースやステージ等を通して、兵庫五国の魅力発信と交流人口の拡大を図ります。
【日時・期間】2025(令和7)年4月13日(日曜日)~10月12日(日曜日)の土曜、日曜(計53日間)16時~21時
【場所】尼崎フェニックス事業用地
【問い合わせ】県SDGs推進課
【電話】078-362-4233
【ファクス】078-362-3993
詳しくはひょうご楽市楽座のページへ
会場イメージ
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