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兵庫県立農業高校の生徒が株式会社オイシス指導のもと、朝食向けの商品を開発。昨年に引き続き、今年も食品化学科の2年生が取り組みます。テーマは、「東播磨産の食材を使用した朝ごはんにぴったりの商品」。高校生の自由な発想でどのような商品ができるかお楽しみに!
食品科学科の2年生28名が、9月より授業をスタートしました。今後、授業の様子などをこちらで紹介していきます。
第1回目授業を開始しました。
初回授業の為、オイシス担当者よりこれまでの取り組みやオイシスの想いについて説明がありました。その後、今回の取組テーマが、「東播磨産食材を使った朝ごはんにぴったりのメニュー」であることが発表されました。
また、生徒たちが普段は聞きなれない「マーケティング」について、イメージが湧きやすいよう具体的な例を挙げながら、講義が行われました。
生徒たちは本日の講義を参考に次回授業では、ターゲットについて検討していきます。
授業の前半では、オイシス担当者よりターゲットやペルソナ設定について生徒に講義しました。また、アサ@プロジェクトのコンセプトや朝食の大切さについて兵庫県より説明しました。
後半では班ごとに分かれて、どんな世代向けの商品にしたいかを検討した上で、ターゲットの職業や家族構成などについても考え、イメージを膨らませました。
今回のテーマである「東播磨産食材を使った朝ごはんにぴったりのメニュー」について、前回の授業で考えたペルソナ案も考慮しながら、意見を出し合い、班ごとに案をまとめて発表しました。
本日考えたメニューをもとに、生徒たちは試作品の作成に取りかかります。
生徒による商品プレゼンテーション・試食会を行いました。地元食材を使った以下の様々な商品案が発表されました。
1班 麦茶と黒糖のクリームパン
2班 α化米と麦茶の粉末を使用したお茶漬け
3班 いちじくを使ったぜいたくサンド
4班 麦ナッツベーグル
5班 いちじくのスコーンと麦茶を使用したスコーン
6班 はちみつを使用したスコーン・ライスバーガー
商品のコンセプトや、試作・改良を重ねた経緯、こだわったポイントなど、どの班も商品に込めた想いをしっかりと発表しました。
オイシス担当者より、再現性などの観点から1班と5班の商品案を基に、一般販売に向けて検討していくことが発表されました。その上で、2つの試作品を生徒たちが試食しました。「クリームに入っている麦茶の粉はもう少し細かくした方が食べやすい」、「スコーンのサイズはもう少し小さい方が食べる時に持ちやすい」など、様々な意見が聞かれました。これらの意見を基に、商品化に向け改良していきます。
授業の後半では、兵庫県から商品のネーミングとデザインに関する講義を実施しました。生徒たちは本日の講義の内容を基に、今後商品名および広報物のデザインについて考えます。
スコーンのパッケージについて考えました。オイシスから3種類のパッケージ案が提示され、開けた後の取り出しやすさや保存のしやすさ、持ち運びやすさなど、様々な観点から改良点を考えました。
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兵庫県より2回目のネーミングとデザインに関する講義を実施しました。事前課題で生徒たちが考えた商品のネーミング案についてフィードバック講評を行いました。5つに絞られたネーミング候補から、生徒たちは最終的なネーミングを決定します。また、広報物のデザインについて、構成の考え方やどのような項目を入れると想いを効果的に伝えることができるかなどを学びました。本日の話を基に、今後生徒たちがチラシ案についても考えます。
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