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1970年ごろから80年ごろにかけて、北朝鮮による日本人拉致問題が多発しました。
現在、17人が政府によって拉致被害者として認定されており、兵庫県関係者では有本恵子さん、田中実さんのお二人が認定を受けています。
平成14年10月には5人が24年ぶりに帰国することができましたが、12人については北朝鮮より納得のいく説明はありません。
このほかにも、いわゆる特定失踪者も含め、拉致の可能性を完全に排除できない人がいます。
政府としては、安否不明の拉致被害者はすべて生存しているとの前提に立ち、北朝鮮側に対し、すべての被害者の安全確保及び即時帰国、真相究明ならびに拉致実行犯の引き渡しを強く要求しています。
そして、すべての拉致被害者の一日も早い帰国を実現するべく、総力を挙げて最大限の努力を尽くすとしています。
拉致問題啓発舞台劇公演「めぐみへの誓い-奪還-」を開催しました。
映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」上映会を開催します。
拉致問題の早期解決と有本恵子さんをはじめとする拉致被害者等の一刻も早い帰国の実現に向け、県民の関心と認識を深めることを目的として、政府拉致問題対策本部、兵庫県、神戸市の共催による「拉致問題を考える国民のつどいin兵庫・神戸」を神戸市内で開催しました。
北朝鮮当局による拉致問題は、重大な人権侵害です。
しかし、拉致被害者やそのご家族等の高齢化が進み、この問題の風化が懸念されています。
そこで、兵庫県出身の有本恵子さんをはじめ拉致被害者等の一刻も早い帰国を願い、県民(特に若い世代)への拉致問題への関心と認識を深めるための啓発ビデオを制作しました。(令和3年度制作)
拉致問題はわが国の喫緊の国民的課題であり、この解決をはじめとする北朝鮮当局による人権侵害問題への対処が国際社会を挙げて取り組むべき課題とされる中、この問題についての関心と認識を深めていくことが大切です。
平成18年6月、「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」が施行され、「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題に関し、国民世論の啓発を図るよう努めること」が、国及び地方公共団体の責務とされました。
また、12月10日から16日までを「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」とすることとされました。
【兵庫県が取り組む啓発活動】
【アニメ「めぐみ」について】
昭和52年、当時中学1年生だった横田めぐみさんが、学校からの帰宅途中に北朝鮮当局に拉致された実際の事件を題材に、残された家族の苦悩や懸命な救出活動の模様を描いた25分のドキュメンタリーアニメで、日本語版のほかに8か国語版があります。
またDVDの他、政府拉致問題対策本部HPから動画ファイルを無料でダウンロードして活用できます。
【啓発パネル(兵庫県人権啓発協会制作】 |
兵庫県では、拉致被害者とそのご家族を支援する義援金の募集や、拉致問題の全面解決とともに北朝鮮に拉致された日本人の救出を願うブルーリボン運動について、多くの方に知っていただけるよう取り組んでいます。
また、国の政府拉致問題対策本部と連携した活動も行っています。
兵庫県警察では、北朝鮮による「拉致被害者」の有本恵子さんと田中実さんに関する情報や、「拉致の可能性を排除できない行方不明者」の方々に関する情報提供を求めています。
お心当たりのある方は、兵庫県警察本部外事課まで情報をお寄せください。皆様のご協力をお願いします。
詳しくは、警察庁・兵庫県警察のホームページをご欄ください。
兵庫県警察本部外事課代表電話078(341)7441
お問い合わせ