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ようこそ知事室へ
【発表項目】
知事:
1番目は「ヘルメット購入応援事業の申請開始」です。
本日、専用のWebサイトを立ち上げました。
申請期間は、12月1日から来年2月9日までですが、予算額を上回った時点で申請終了になります。
申請方法は、専用のWebサイトから申請フォームに必要項目を入力します。今回の対象は、子育て世代、学生、高齢者です。積極的な購入をお願いします。
申請には、本人確認書類やレシートの画像添付が必要です。還元方法は、キャッシュレス決済ポイント又はQUOカードになります。
高齢者を中心にサポートが必要な人がいるため、専用ダイヤルのみならず、対面でのサポート体制を充実させることがポイントになります。
専用コールセンターの番号は、0120-134-076です。オンライン申請の経験がない人など、問い合わせをしてもらえればと思います。
スマホの使い方などを対面で教えて欲しい人には、各県民センター・県民局、県内の41市町にサポート窓口を作り、入力の支援を行います。他にも、サイクルベースあさひやPEDALなど、県下74店舗の自転車販売店でも入力サポートに協力いただきます。積極的な購入の検討をお願いします。
注意点として、ヘルメットは安全性を確保したものを購入してください。また、10月3日以降に購入されたものが対象になるので、ご留意ください。
予算は、12万個相当分を確保しており、多くの皆さん、特に高齢者の皆さんに購入を検討してもらいたいと思っています。
コールセンターにも多くの人から問い合わせがきており、関心が高いと思います。購入に向けて、積極的な検討をよろしくお願いします。
2番目は「兵庫の農林水産業支援自販機の設置」です。
包括連携協定に基づく、キリンビバレッジ株式会社との取組の一環で、兵庫の農林水産物を支援する自販機を設置することになりました。
具体的には「ひょうごの美味し風土拡大協議会」で、兵庫県認証食品の安心ブランド、推奨ブランドをPRしている運営経費にキリンビバレッジ株式会社が設置していく自販機の売り上げの一部を活用します。
販売一本当たり2円を支援金としていただける形になり、自販機1台当たり年間で約7000円が見込まれます。
目標台数が200台で、最大で年間140万円ほどの支援金になります。これで兵庫県認証食品を活用した料理教室、食育のイベントなどに活用させてもらいたいと考えています。
JAたじまの農産物直売所「JAたじまファーマーズマーケットたじまんま」に 1号機を設置し、12月6日に除幕式を開催します。
キリンビバレッジ株式会社と連携した農林水産業を支援する自販機は、近畿では初めてになります。このような取組が兵庫県の農林水産業の応援になることを大きく期待しています。
改めてキリンビバレッジ株式会社には御礼を申し上げます。県民の皆さんにも積極的に自販機を利用してもらいたいと思っているので、よろしくお願いします。
明日11月23日に、阪神タイガース、オリックス・バファローズの優勝記念パレードが開催されます。
白熱した戦いを繰り広げた両球団に、県民の皆さんをはじめ、多くの人とお祝いをしたいとの思いでこれまで準備をしてきました。
日本シリーズから2週間が経ちましたが、皆さんの待ちに待った日を迎えます。明日は多くの人の来場が想定されるので、安全安心に皆さんにパレードを楽しんでもらえるように、我々もしっかりと対応していくので、スタッフの誘導等には協力をお願いします。
また、終日、大規模な交通規制を行うため、ご理解とご協力をお願いします。
パレード開催に関する経費は、クラウドファンディングでは現在時点で1万人を超える方に9000万円を超える寄付をいただきました。
そして、神戸商工会議所をはじめ経済界の方にもたくさんの企業協賛金のご協力をいただきました。改めて川崎会頭をはじめ関係者の皆様、企業の皆様に御礼を申し上げます。
明日は天気も良さそうなので、阪神タイガースの日本一、そしてオリックス・バファローズのリーグ優勝3連覇の健闘を讃え、兵庫県、関西全体でパレードを盛り上げていきたいと思っています。よろしくお願いします。
私からは以上です。
記者:
農林水産業の支援自販機のことで伺います。200台を目標に設置ということですが、1号機以外はどこに置くのか決まっているのでしょうか。
知事:
1号機を設置した後は、県内の自動車販売店等に設置していく見込みです。
既に設置しているキリンビバレッジの関係する自販機の更新の時期に、賛同が得られる場合には変えていくことになると思います。
目標は200台ですが、一つずつリニューアルや設置をしていくことになると考えています。
記者:
設置することになった経緯は、キリンビバレッジから働きかけか、県から話を持ちかけたのかどちらでしょうか。
知事:
キリンビバレッジ株式会社とは包括連携協定に基づいて、これまでも地産地消のキャンペーンをやっています。
さらに身近な自販機を通じて継続的に兵庫県認証食品の認知度向上や販路拡大をすることで、地産地消、農林水産物の普及、消費拡大にも繋がるので、ぜひやりたいという申し出を、キリンビバレッジ株式会社からいただき、この専用の支援自販機を設置することになりました。
記者:
明日のパレードでは、知事はセレモニーに出席して挨拶されるのでしょうか。
知事:
スタート地点で、球団関係者や監督をはじめ、実行委員会側の関係者が集まるオープニングセレモニー実施します。そこで私も挨拶します。その後、フォトセッションも行います。
障害者アートの関係で、片山工房という障害者アートのアーティストの方が集っている工房に虎の絵を描いているアーティストがおり、甲子園のスターバックスにその絵が飾られていますが、私はその絵がダイナミックで大好きです。
阪神が日本一になったことから、今回のオープニングセレモニーで、そのアーティスト書いた虎の絵を、県にプレゼントしてもらうことになりました。
記者:
その絵は知事がお好きだったから、プレゼントしてもらえないかと打診されたのでしょうか。
知事:
もともと障害者アートの普及は、片山工房をはじめ、すごく頑張っており、県民会館などで巡回展も開催しています。
その中で虎の絵はすごく迫力があり、阪神が今回日本一となったので、何かできれば良いですねと話をした時に、新作を県に寄贈するという大変ありがたい話をいただきました。
そのアーティストは、アメリカなど、海外でもすごく注目されている方で、一度、皆さんにも見てもらいたいのですが、すごく迫力のある虎の絵です。
私のSNSでも一度紹介しています。
記者:
それは阪神の時のオープニングでお披露目があるということですね。
知事:
そうです。
オリックスの方もオープニングセレモニーをやるのですが、そちらは久元市長が挨拶される形になります。
記者:
午前は斎藤知事で、午後は久元市長が主催者の代表として挨拶をされるということですね。
知事:
はい、それで選手たちを見送ります。
記者:
「兵庫の農林水産業支援自販機」を、今のタイミングで設置して、農林水産業の活性化をしていく意義を教えてください。
知事:
農林水産業は兵庫県にとって非常に大事な産業です。
近畿の中では、兵庫県が産出額でトップクラスになります。それから、食料安全保障の意味でも、農林水産業をしっかりと維持活性化していくことは大事ですが、高齢化など、農林水産業を取り巻く環境はすごく厳しくなっています。
そのような中で、公民連携で消費拡大に繋げていくことは、非常に大事な取組だと思います。
我々も公費で取組をしていますが、消費者から、兵庫県の農林水産物を応援しようという機運で買ってもらう取組は非常に有り難いと思っており、ベンダーにとっても、自販機の販売促進にもなる可能性があることから、三方良しである、非常にありがたい取組だと思っています。
記者:
阪神・オリックスパレードの件でお伺いします。
ある程度、開催のための費用が賄える目処が付いて、関経連でも公の場での話がありました。
今回の資金の集め方を改めて振り返って、クラウドファンディングでは約9000万円ですが、この集め方で良かったのか、どのような思いですか。
知事:
昨日、松本会長から資金の一定の目処が付いたという話をいただいています。
全体で5億円、おそらくプラスアルファという形になると思います。それに対して、現時点でクラウドファンディングが約9300万円で、1万人以上の方に寄付いただいたことは大変有り難いと思っています。
一方で、5億円を目標にしており、届かなかったところは、現実として結果が出ています。
クラウドファンディングを使って、神戸で優勝パレードを実施すること自体が、初めてになるので、いろいろな方からの寄付を集める場合に、クラウドファンディングの目標額の設定がこれで良かったのかどうかは、後で振り返って、反省すべきところは反省しなければいけないと思っています。
一方で企業協賛金は、大変多くの企業からいただきました。これは関経連の松本会長、神戸商工会議所の川崎会頭はじめ、いろいろ声かけをさせていただいた結果、4億円強の協賛金が集まる見込みになっており、大変有り難いと思っています。
今回の経験を踏まえて、今後、このようなことをやる場合には、どのような形があるべきなのかを、しっかり反省すべきところは反省しながら、一方で感謝すべきところは感謝して、今後につなげていきたいと思っています。
クラウドファンディングは、募集をして目標額の達成を目指します。ふるさと納税も同じですが、ウクライナの支援の時のように、我々が想定しているよりも多く集まるケースもあれば、目標額に達成しないケースもあります。
国立科学博物館で、1億円の設定したときに10億円近く集まることがありましたが、その時の関心や社会的な雰囲気によって、波があることがクラウドファンディングの特色でもあると思っています。
今までは、クラウドファンディングが無かったので、企業の協賛金を軸にしっかりと集めてパレードを実施してきたと思いますが、今後も企業からの協賛金をベースにしつつ、クラウドファンディングでも押さえていくやり方になっていくのではないかと考えています。
記者:
「反省すべきところは反省し」との発言でしたが、今の時点で反省すべきところがはっきりしていないということで、今の時点で反省されてないのでしょうか。
知事:
まずは、パレードをしっかり開催していくことが大事なので、クラウドファンディング、協賛金を含めて必要な開催経費を集めていくことに全力を注いでいます。
昨日、松本会長からお話があったように、目処が付いてきたところなので、感謝をしながら、明日、成功に安全にやっていくことに全力を注いでいきたいと思っています。
その上で、今回の資金の募集の仕方がどうだったのかは、きちんと振り返っていくことが大事だと思っています。
記者:
先ほど、企業の協賛金を軸にしっかり集めるということは、始めから企業協賛金の方に重きを置いていた。クラウドファンディングはそれにプラスされるものという思いで始められたのでしょうか。
そのように、私たちは聞いていませんが、その点はどうでしょうか。
知事:
クラウドファンディングを5億円しっかり集め、それから企業の協賛も含めて開催することでやって来ました。
結果的に、クラウドファンディングが目標額に達しなかったという状況になっています。
これを補う意味で、企業の協賛金をしっかりと集めていくことで、何とかここまでたどり着きました。その結果をしっかりと踏まえて、今後、このようなパレードなどをやるときには、どうするかを考えていくことになると思います。
記者:
先ほどの企業の協賛金を軸にとおっしゃったのは。
知事:
今後、どうするかの場合に、そのような考え方も、今回の結果を踏まえてあるのではないかということです。
記者:
企業の協賛金を軸にしっかり集めようということでやったと過去形でお話されたのは、違うのでしょうか。
知事:
それは過去のパレードの話で、今回は、クラウドファンディングと協賛金それぞれの設定目標を定めて集めていました。
今回、クラウドファンディングを初めて取り入れましたが、過去の2003年の時は、クラウドファンディングが無かったので、企業協賛金のみで行った、軸だったという趣旨です。
記者:
わかりました。誤解です。すみません。
今後は、企業の協賛金を軸にやられるということになるのですか。
知事:
そうなると思います。
まずは、明日のパレードを無事に開催してから、振り返っていくことが大事だと思っています。
記者:
今のお話の中で、クラウドファンディングの金額設定がこれで良かったのかとの発言でしたが、金額の設定というより、取材の中でよく聞いたのは万博を打ち出したことで、政治利用だとの批判があったと思います。
その辺りを振り返り、反省点があれば教えていただけますか。
知事:
SNS上でのいろいろな指摘がありますが、今の段階では、どのような影響があったかは、後程見ていかなければならないかと思っています。
5億円という設定をクラウドファンディングで集めていくことは、ファンの多さや、関西ダービーの盛り上がりを踏まえれば、十分達成できる目標額と思ってやりましたが、結果として、1億円弱です。
クラウドファンディングは、状況によっていろいろ振れ幅がある資金調達方法なので、開催をする場合には、一定の経費がかかるものなので、しっかりと資金繰りをしていく意味では、今後は企業の協賛金を軸にしつつ、どうしていくかを考えなければならないのではと思っています。
万博を巡ることが、クラウドファンディングの目標額達成にどのように影響したかは、私としてはなかなかそうだとも言えないですし、いろいろな今の社会経済情勢、いろいろなものがあって、今の寄付額になっているのではないかと考えています。
記者:
念のための確認ですが、クラウドファンディングの目標設定は5億円でしたが、できればクラファンで5億円全額賄えれば、という思いがあったのでしょうか。
知事:
そうではありません。クラウドファンディングは返礼品などの経費を使い、残りをパレードの事業費に充てることになります。クラウドファンディングで全額5億円を賄うという話ではありませんでした。
クラウドファンディングで一定額と企業協賛を合わせて5億円を集める設定でやってきました。
記者:
先ほどの記者の質問の中で出た話では、クラウドファンディングと企業協賛の割合が、当初の予想だともう少しクラファンの割合が多くなると思っていたけれど、今回は厳しかったので、今後は企業協賛が柱になっていくのではないかということでしょうか。
知事:
そうなると思います。
パレードをやるとした場合に数億円の経費がかかる事は確定しているので、事業費をしっかり集める意味では、企業の協賛を軸にし、かつ、今回の実績を踏まえて、これぐらいのクラウドファンディングが集まるのではないかを設定する、ある意味、一つの経験になったのではないかと思っています。
記者:
当初はクラウドファンディングと企業協賛の割合をどれくらいで考えていたのでしょうか。
知事:
返礼品率がどれぐらいか分かりませんが、仮に半分だとすると、2億円から3億円ぐらいだと思うので、2億円だとしたときに3億円ぐらいを企業協賛で賄う形かと思っていました。
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