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建物そのものも見どころがある兵庫県立美術館 |
兵庫県では、阪神・淡路大震災で傷ついた人々の心を芸術文化が癒し、元気づけ、復興に向けた原動力となった経験を教訓に、平成16年に「芸術文化振興ビジョン」を策定。その後、令和3年3月に至るまで、第3期ビジョンにわたって改定している。心の豊かさを培う芸術文化に親しみ、暮らしの中に質の高い芸術文化が息づく「芸術文化立県ひょうご」を目指し、さまざまな取り組みを進めている。
海に面した場所に建ち、日本を代表する建築家、安藤忠雄氏の設計。平成14年の開館以来、県内外から多くの人が足を運ぶ。「県民誰もが身近に本物の芸術文化に親しめる環境の充実」「芸術文化資源を通じた地域の活性化」などが県の重点項目に挙げられるように、国内外の芸術に身近に触れられるのが魅力の一つ。ロダンやゴヤ、マティスといった海外の大家から、小磯良平、金山平三などの郷土ゆかりの画家の作品、また近代や現代の彫刻、版画、絵画作品など、収蔵品の数は約10,000点を超える。
兵庫県立美術館では表情豊かな空間体験も楽しめる
同時に、多くの人が芸術に親しめるようなさまざまなプログラムも実施。親子で参加できるワークショップや、より深く作品を知りたい人のための、学芸員によるレクチャー、ミュージアムボランティアによる解説なども人気を博している。
また、水彩画、日本画などを学べる美術講座は定期的に開催されており、いずれも初心者から美術に親しめる内容になっている。
初心者でも絵画を学べる「美術講座」 |
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三田市にある「人と自然の共生」をテーマとした自然史系博物館。恐竜や地元の自然についての展示が人気で、「ひとはく」の名で親しまれている。博物館職員の一部は、兵庫県立大学自然・環境科学研究所の教員を兼務。研究活動をしながら資料の収集や収蔵管理、展示にも携わり、研究成果を自然環境の保全や再生、地域づくりへと繋げる試みが行われている。
自然に囲まれた県立人と自然の博物館(ひとはく) |
展示内容は、昆虫や植物、鳥類等の標本、兵庫県で発掘された恐竜等の化石、地域の環境や生態系に関するものなど幅広い。ここを拠点として調査・研究を続けている研究員の企画展は毎年開かれている。
ひとはくでは、常設展のほか期間限定の企画展やトピック展も開催。
兵庫県は広い県土や変化に富んだ気候、地形から、多様な自然に恵まれており、生物多様性の保全と持続可能な利用を実現するため、「生物多様性ひょうご戦略」を策定。県内における貴重な野生生物の保全が、県民の参画と協働によって行われている。
六甲山や武庫川、丹波の恐竜といった県土に密接に関係した研究テーマは、長年この博物館が取り組んでいるもので、その情報は広く県民にも公開されている。また、子どもたちにも幼いころから自然に親しんでもらうために、オープンセミナーも開催している。
土日・祝日を中心に開催するオープンセミナーは事前申込不要、当日参加OK。
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舞台芸術の鑑賞、創作、発表など多彩な文化創造活動を通じて、広く芸術文化の振興を図る施設として、平成17年に開館。KOBELCO大ホール(2001席)・阪急中ホール(800席)・神戸女学院小ホール(417席)の3ホールとスタジオ(5室)などを備え、芸術性豊かな質の高い公演から親しみやすい公演まで、多彩な自主事業を開催している。専属管弦楽団である「兵庫芸術文化センター管弦楽団」は、全国・世界から公募した優れた若手演奏家を中心に構成され、定期演奏会や特別演奏会、室内楽演奏会、県内全公立中学1年生を対象とした「わくわくオーケストラ教室」およびアウトリーチ演奏などの演奏活動を展開している。
コンサートを中心に、オペラ、バレエなどを上演するKOBELCO大ホール |
ここでは音楽だけにとどまらず、演劇、バレエといったバラエティーに富んだ舞台芸術が繰り広げられ、多くの人々が集い、交流する芸術の広場としての役割を果たす。
兵庫芸術文化センター管弦楽団 |
わくわくオーケストラ教室 |
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兵庫県発祥の地“兵庫津”にある兵庫津ミュージアムは、博物館施設である「ひょうごはじまり館」と最初の兵庫県庁舎の復元施設である「初代県庁館」の2館からなる施設です。
兵庫の魅力を多彩な映像や体験型のコンテンツなど様々な手法を使って発信!従来の博物館とはひと味違う“ハミデル ハクブツカン”です。
デジタル魚とり体験「いけすdeタッチ」やミュージカル仕立ての歴史ドラマが楽しめる大型シアターなど、“見て・聞いて・触れる”をコンセプトに、多彩なグラフィック・映像・体験型コンテンツによって、兵庫の成り立ちや地域資源のストーリー・面白さを分かりやすく発信します。
ハンズオン展示 |
ひょうごダイナミックシアター |
いけすdeタッチ |
ひょうご発見広場 |
1868年に初代県庁舎となった旧大坂町奉行所兵庫勤番所を復元した施設です。初代県知事伊藤博文の執務室や仮牢、庭園などを再現。館内では、「バーチャルVISIT!」(※)でのMR体験やAR技術による偉人との記念撮影などもお楽しみいただけます。
復元された県庁舎 |
ガイド付きのまち歩きツアーも! |
バーチャルVISIT! |
AR PHOTO(偉人と記念撮影) |
※バーチャルVISIT!
専用ゴーグルを装着すると、幕末維新のドラマが目の前に!?
1868年の兵庫県はじまりの時を訪れて偉人達と出会うバーチャルツアーです。
詳しくはこちら |
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