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更新日:2023年3月17日

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令和4年度ひょうご高校生環境・未来リーダー育成プロジェクト~脱炭素社会の実現に向けた高校生からの提言について~

近年、世界各地で異常気象(巨大台風、高温等)による災害が頻発しており、兵庫県も例外ではありません。この主因は地球温暖化です。これに対し、世界各地で若者が自分たちの未来を守ろうと、脱炭素社会への取り組みを始めています。日本政府も、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを達成することを宣言しました。その実現に向け、兵庫県でも2030年までに排出量を現状の約半分(2013年度比48%削減)にする目標を掲げています。脱炭素社会の実現には、石油・ガスなどのエネルギー利用やプラスチックなどの素材利用の大幅な見直し、廃棄物の発生抑制、森林保全などの取り組みが必要です。

どうしたらそれが実現できるでしょうか?「脱炭素」とはどのような社会でしょうか?それに向けて何をすべきでしょうか?
「ひょうご高校生環境・未来リーダー育成プロジェクト」では、令和4年10月から令和5年1月までの計5回(6日間)にわたり、専門家や企業家、行政職員を講師に迎え、県下全域から集まった高校生29名が、脱炭素社会の実現に向けた様々な取組について多角的に学び、その解決策として自分たちに何ができるのかを考えてきました。

令和5年1月21日、これまで学んできた成果として、脱炭素社会に向けた活動案を9グループに分かれ発表を行いましたので、ぜひご覧ください。

 

1 プロジェクト紹介動画

プロジェクトの様子をダイジェスト動画にて紹介します。

2 各グループによる活動案発表

再生可能エネルギー促進のための教育 
  

次世代の子どもたちに、環境に配慮することが当たり前であるという価値観を形成することが最も効率的と考え、教育機関において再生可能エネルギーに関する知識を身につけさせる学校「エコ スクール」を県レベルで増進させる。

 


<発表者>
山田有里彩(兵庫県立国際高等学校)
盧凜星(兵庫県立国際高等学校)

What else do we have to do?
環境を守るために教育を変える

<発表者>
岡川颯夏 (兵庫県立国際高等学校)
櫻井ひなた(兵庫県立国際高等学校)
谷垣歩茉音(兵庫県立国際高等学校)
貫愛依(兵庫県立国際高等学校)

木質バイオマスの活用方法


再生可能エネルギーを使って生活することが当たり前になる社会を目指し、日本に沢山資源のある木質バイオマスの活用を提案。図書館・児童館・病院などの公共施設や、幼稚園・保育園・小中学校に木質バイオマスボイラ・ストーブを設置し、知る・学ぶ機会を増やし、木質バイオマスを使うのが当たり前という社会になることで、一般家庭においても普及させる。


<発表者>
戸坂心優 (神戸星城高等学校)
原田多葵 (神戸星城高等学校)

 

環境納税再エネ生活を目指して



国民全員が再生可能エネルギーを使って生活する社会を作っていくには、費用の負担が最も大きな足かせになっていると考え、その資金を作り出す方法「環境納税」を提案。県内で環境の取組を進めている市に納税し、返礼品として再生可能エネルギーに関連するものを納税者に渡す。納税は再エネを普及されるものに使われる。

  •  
  •  
  • <発表者>
  • 小島一心 (兵庫県立伊丹北高等学校)
  • 木岡映那 (小林聖心女子学院高等学校)
  • 山本智咲 (兵庫県立長田高等学校)

ソーラーシェアリング


<発表者>
髙田莉沙 (兵庫県立三田祥雲館高等学校)
中本早紀 (兵庫県立三田祥雲館高等学校)
廣瀬 環 (兵庫県立伊丹北高等学校)
三好彩夏葉 (兵庫県立三田祥雲館高等学校)
矢野優奈 (兵庫県立三田祥雲館高等学校)

エネルギーの歴史から見る再生可能エネルギーの教育


​​​​​​再生可能エネルギーの利用を増やすためには、その重要性を広く浸透させることが必要であると考え、エネルギーの歴史から解決策を提案。学校の校外学習などで菜種油や脱穀など今使える昔のエネルギーの利用方法を学び体験することで、次世代の再生可能エネルギーの関心が高める。

  •  
  • <発表者>
  • 木波本 陸 (兵庫県立星稜高等学校)
  • マティーソン怜マーティン (兵庫県立星稜高等学校)

ハイテク田舎

<発表者>
今田リアン優斗 (兵庫県立伊丹北高等学校)
末永晴規 (兵庫県立三田祥雲館高等校)
平良絃衣 (兵庫県立伊丹北高等学校)
袴谷奎介 (兵庫県立尼崎北高等学校)

 

森林共生・里山管理~近未来の里山~

現代に合った進化した今風の里山をつくることを提案。里山に対する関心を高めるため、子どもたちにマインクラフトで里山づくりを行ってもらい、自然に山を意識してもらう機会を提供。更により良い里山を作りを行う「里山グランプリ大会」を開催し、最優秀賞の提案は現実化させ、話題性から人が集まることで観光地として活性化させえる。

 

<発表者>
赤浦由侑(近畿大学附属豊岡高等学校)
大松優希(滝川第二高等学校)
隅田悠月(神戸星城高等学校)
高野泰一(滝川第二高等学校)

里山創りと生物多様性

<発表者>
明田季子(兵庫県立国際高等学校)
今関 香(兵庫県立三田祥雲館高等校)
小林あこ(兵庫県立国際高等学校)

 

3 ひょうご高校生環境未来リーダー育成プロジェクトの概要

開催概要

開催概要チラシ(PDF:4,748KB)

日程および内容

日程

内容

第1回

令和4年10月1日(土曜日)

個人発表・ワークショップ

〈講師〉

江守正多(東京大学未来ビジョン研究センター教授/国立環境研究所上級主席研究員)

田中勇伍((公財)地球環境戦略研究機関 関西研究センター 研究員)

前田利蔵((公財)地球環境戦略研究機関 関西研究センター フェロー)

<開催報告>

第1回開催報告書(PDF:215KB)

第2回

令和4年11月19日(土曜日)

講義・ワークショップ

〈講師〉

辻本一好(神戸新聞社 編集委員)

小野悠希((株)ボーダレス・ジャパン ハチドリ電力 代表)

菅範昭(兵庫県環境部長)

小野悠希((株)ボーダレス・ジャパン ハチドリ電力 代表)

前田利蔵((公財)地球環境戦略研究機関 関西研究センター フェロー)

<開催報告>

第2回開催報告書(PDF:527KB)

第3回

令和4年12月17日(土曜日)

令和3年12月18日(日曜日)

視察

〈視察〉

  • 北摂コース 地域循環共生園(エネルギー、資源の地域循環)

(内容)

神戸バイオマスセンター(木質バイオマス活用)の視察

県有環境林の伐採状況、荒廃地の有効活用、ソーラーシェアリングの普及 状況と課題(説明:兵庫県環境政策課 満月副課長)

国崎クリーンセンターにおけるごみ処理施設の視察

 

  • 六甲コース バイオガス利用と地産地消(食とエネルギーの循環)

(内容)

弓削牧場のバイオガス化施設の視察

六甲川水車新田小水力発電の視察

東灘処理場(神戸バイオガス活用事業、循環型肥料「こうべ再生リン」)

 

  • 淡路コース 再エネと地域貢献(メガソーラーと地域課題解決型発電所)

(内容)

エネルギーパーク洲本、地域再生可能エネルギー活用推進条例、あわじ環境未来構想等の説明

淡路ソーラーファームの視察

龍谷フロートソーラーパーク洲本の視察

淡路貴船太陽光発電所

淡路夢舞台(脱炭素先行地域説明)

<開催報告>

第3回開催報告書(PDF:1,822KB)

第4回

令和5年1月9日(月曜日/祝日)

グループワーク

<開催報告>

第4回開催報告書(PDF:309KB)

第5回

令和5年1月21日(土曜日)

成果(提言等)発表

〈発表テーマ〉

  1. 再生可能エネルギー促進のための教育(PDF:447KB)
  2. What else do we have to do?~環境を守るために教育を変える~(PDF:1,323KB)
  3. 木質バイオマスの活用方法(PDF:1,099KB)
  4. 提案!環境納税 再エネ生活を目指して(PDF:939KB)
  5. ソーラーシェアリング(PDF:3,000KB)
  6. エネルギーの歴史から見る再生可能エネルギーの教育(PDF:610KB)
  7. ハイテク田舎(PDF:2,577KB)
  8. 森林共生・里山管理~近未来の里山~(PDF:3,326KB)
  9. 里山創りと生物多様性(PDF:1,271KB)

<開催報告>

第5回開催報告書(PDF:298KB)

参加数

  • 29名
  • (内訳)
    • 学校 県立高校:22名、私立高校:7名
    • 地域 神戸:8名、阪神:17名、丹波:2名、但馬:1名、淡路:1名
    • 学年 1年生:9名、2年生:20名

 

主催等

主催 兵庫県

実施 公益財団法人ひょうご環境創造協会

協力 公益財団法人地球環境戦略研究機関 関西研究センター、兵庫県教育委員会

後援 株式会社神戸新聞社、株式会社ラジオ関西、生活協同組合コープこうべ

〈参考〉過去の開催のようす

令和3年度ひょうご高校生環境未来リーダー育成プロジェクト

令和2年度ひょうご高校生環境未来リーダー育成プロジェクト

 

〈高校生版兵庫県温暖化対策パンフレット〉

令和2年度「ひょうご高校生環境・未来リーダー育成プロジェクト」に参加した高校生の有志で立ち上げた高校生版パンフレット作成委員会が、兵庫県内各地域で起こっている地域温暖化の事例を自分たちの視点で捉え自分たちに何ができるのかを真摯に考え、「高校生版兵庫県温暖化対策パンフレット」を作成しました。

環境問題を身近に捉え、地球の環境を守ろうと行動を起こした高校生達の想いをぜひ感じてください。

 

お問い合わせ

部署名:環境部 環境政策課 政策班

電話:078-362-3156

FAX:078-382-1580

Eメール:kankyouseisakuka@pref.hyogo.lg.jp