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記者発表日時:2024年2月26日19時
担当部署名/農林水産部水産漁港課漁政班 直通電話/4154
今漁期のイカナゴシンコ漁
瀬戸内海に春の訪れを告げるイカナゴのシンコ(稚魚)漁ですが、今漁期の資源量が極めて少なかったことから、下記のとおり対応することになりました。
記
1 操業開始日 令和6年3月9日(土曜日)(午前 6時 10分 ~ 網入れ)
2 今漁期の対応について
(1) 2月22日に大阪湾及び播磨灘のそれぞれの海域で漁業者が試験操業を実施し、水産技術センターの解析結果を基に概ね全長40mm以上になる時期を判断した上で、操業開始日を3月9日に決定しました。
(2) 試験操業の結果、イカナゴの資源量が極めて少なかったことから、翌年度の資源を残すため、以下を決定しました。
1. 大阪湾海域は、自主休漁
2. 播磨灘海域は、操業開始日の結果を見て、終漁も含め検討
3 イカナゴシンコ漁について
(1) イカナゴシンコは、2隻の漁船で網をひく「船びき網漁業」で漁獲され、“くぎ煮”や“釜揚げ”などで消費されます。消費者自らが生のイカナゴシンコを購入し、自宅でくぎ煮を作る風習は、県内瀬戸内海沿海地域に広く定着しており、「春の風物詩」となっています。
(2) 瀬戸内海の貧栄養化の進行等から、平成29年以降イカナゴの漁獲量は急減したため、漁業者は解禁サイズを大きく設定し、解禁日を遅らすことで操業日数を削減し、翌年に資源を残すための取組を続けています。
4 イカナゴの漁獲量(兵庫農林水産統計年報より。※R4、R5は水産漁港課調べ)
年 |
平成31年 |
令和2年 |
令和3年 |
令和4年 |
令和5年 |
漁獲量(トン) |
1,025 |
142 |
1,391 |
1,665 |
1,209 |
【参考】イカナゴの漁模様の情報発信について
県漁連ホームページでその日の漁模様などの情報発信を行います。
漁模様に関する照会先:JF兵庫県漁連 SEAT-CLUB
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