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日本農業遺産をご存知ですか?
日本農業遺産(日本農業遺産システム)は、伝統的な農業方法や地域の文化を守りながら持続可能な農業を行っている地域やシステムを認定する制度です。これは、FAO(国連食糧農業機関)が提唱する「世界重要農業遺産システム(GIAHS)」に基づいて、日本国内の農業文化や自然環境を守るために作られました。日本農業遺産の認定は農林水産省が行います。
令和5年1月時点で国内の24地域が日本農業遺産に認定されています。そのうち次の3つが兵庫県内での認定地域です。
兵庫県山田錦主産地農業遺産推進協議会(事務局:加東農林振興事務所)では、「気候風土を活かした酒米「山田錦」生産システム(兵庫県北播磨・六甲山北部地域)」について、令和6年6月14日に日本農業遺産への認定申請を行い、8月20日に一次審査(書類審査)通過の連絡がありました。
10月4日、一次審査通過後の現地調査が世界農業遺産等専門家会議の委員により実施されました。委員は、三木市吉川町の山田錦の館、稲田地区のほ場、湯谷地区の棚田、嘉納会酒造米記念碑、加西市のふく蔵、加東市の県立農林水産技術総合センター酒米試験地などを一日かけて現地調査されました。
今後は、12月24日に農林水産省で二次審査会が開催され、令和7年1月頃には認定の結果が発表される予定です。大きな大きなお年玉が届くことを期待しています。山田錦とそれに深く結びついた文化や美しい景色・景観、そして農業生物多様性を未来に引き継いでいくための方法のひとつとして、日本農業遺産に認定されることを願っています。
山田錦は、ひょうごフィールドパビリオンのプログラムに数多く選定されています。
SDGs体験型地域プログラム紹介:ひょうごフィールドパビリオン (expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp)