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記者発表日時:2024年8月8日10時
担当部署名/消費生活総合センター相談啓発部相談調査課 直通電話/078-302-4000
突然、「近くで工事をしていたら屋根瓦がずれているのが見えた」「屋根瓦が浮いて危ないので無料で点検する」等と訪問し、「すぐに直さないと雨漏りする」「風が吹いて瓦が飛んだら通行人に当たる」等と不安をあおり、工事や修理の契約を迫るトラブルが増加しており、中には判断能力が不十分な高齢者が高額な契約をしているケースもあります。
県内では4月に雹による被害もあり、線状降水帯の発生や台風等に伴う記録的な大雨の後には、屋根工事・修理で同様のトラブルが増加する可能性が高いことから注意喚起します。
1.突然訪問してきた事業者に安易に点検させない
事業者は言葉巧みに消費者の不安をあおり、新たな契約をとりつけようとします。安易に点検させず、インターホン越しで断りましょう。
2.工事をすすめられてもすぐに契約しない
いったん安価な契約をした後に、高額な契約をすすめられる場合があります。不要な契約は断る、工事が必要な場合は、必ず複数の事業者から見積もりを取りましょう。また、火災保険等が適用できるかは、自身で保険会社に確認しましょう。
3.訪問販売で契約した場合はクーリング・オフができます
訪問販売で契約した場合は、工事が始まっていても、契約書面を受け取ってから8日以内であれば、クーリング・オフ(無条件で解約)できます。また、書面の不備等があれば8日を経過してもクーリング・オフが可能な場合があります。
4.帰省時は家の様子を確認する
帰省等でお戻りの際、見慣れない見積書・契約書等の書類はないか、屋根や外壁等に工事の形跡はないか等を確認し、トラブルにあっていると気づいた場合は、できるだけ早くご相談ください。
契約する前でも契約した後でも、不安に感じたら、消費者ホットライン局番なし188(いやや)に相談(外部サイトへリンク)(郵便番号等から、身近な消費生活センター等をご案内します。)