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令和6年能登半島地震で被災した石川県立七尾高校の女子サッカー部(能登半島唯一)を兵庫に招待するプロジェクトを8月5日から7日までの2泊3日で実施。INAC神戸トップ選手によるサッカー教室や兵庫県立北須磨高校との試合等を通じて交流を深めました。
このプロジェクトは、「阪神・淡路大震災で多くの支援に勇気づけられた兵庫・神戸だからこそできる支援をしたい」という想いに賛同するINAC神戸をはじめとした多くの企業や団体、個人のご協力によって実現しました。
2024年7月18日から8月7日まで募集しました寄附金については、多くの皆様から538,592円の寄附金をいただきました。皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
七尾高校女子サッカー部11人は、約7時間かけて兵庫県庁へ到着。3日間ともに行動する北須磨高校女子サッカー部や、INAC神戸レオネッサの髙瀬愛実選手や井手ひなた選手、プロジェクトの協力者及び支援者が一堂に会し、七尾高校を拍手で迎えました。歓迎式では、齋藤知事、髙瀬選手がメッセージを送り、北須磨高校 鈴木菜衣さん、七尾高校 橋本和花さんがプロジェクトの意気込みを語りました。
歓迎式後は、これから2泊3日の行動を共にする両校の自己紹介。自分の名前と「推し」を発表した他、アイスブレイクで簡単なミニゲームを実施し、交流を深めました。
七尾高校入場
北須磨高校 鈴木菜衣さん
七尾高校 橋本和花さん
INAC神戸レオネッサ
髙瀬愛実選手
自己紹介
アイスブレイクで交流
〈場所〉ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区御崎町1-2-2)
INAC神戸の安本氏が、ノエビアスタジアム神戸を案内。普段は入ることのできないエリアに入り、プロ選手になりきって入場する等の貴重な体験に、高校生は笑顔を弾ませました。
安本氏がサービス満載の案内
グラウンドをバックに集合写真
〈場所〉神戸レディースフットボールセンター(神戸市東灘区向洋町中7-1-1)
INAC神戸のトップ選手によるサッカー教室を実施。井手ひなた選手の挨拶の後、選手と一緒に行ったアップや練習では、たくさんの笑い声が響きました。終始、高校生は圧倒的なプロの技術に驚きを隠せない様子。サッカー教室の後は、七尾高校と北須磨高校の交流試合を実施。また、大塚製薬株式会社が熱中症の講義を行いました。
INAC神戸レオネッサ 井手ひなた選手
ゴールキーパー練習
サッカー教室
選手との集合写真
〈講師〉NPO法人阪神淡路大震災1.17希望の灯り代表理事 藤本真一氏
〈場所〉東遊園地(神戸市中央区加納町6-4)
東遊園地に2000年1月17日に建立された「1.17希望の灯り」の前でお話を聞きました。点灯してから今まで燈され続けた「1.17希望の灯り」や、阪神・淡路大震災の犠牲者の名前が刻まれた銘板に思いを馳せながら、震災を忘れないことの大切さを学びました。
NPO法人阪神淡路大震災1.17希望の灯り
代表理事 藤本真一氏
「1.17希望の灯り」を見つめる高校生
〈場所〉神戸どうぶつ王国(神戸市中央区港島南町7-1-9)
七尾高校と北須磨高校の合同グループで行動し、神戸どうぶつ王国の園内を見学しました。様々な動物の姿を間近で見て大興奮。園内でボリュームたっぷりの昼食をとり、気持ちもお腹も大満足。最後の記念撮影では、動物たちがサプライズ登場しました。
ランチタイム
動物たちがサプライズ登場
全ての行程が終わり、最後の解散式。INAC神戸の安本氏が駆けつけ、高校生にエールを送りました。七尾高校 横山悠乃さんと北須磨高校 鈴木菜衣さんがプロジェクトを振り返って感想を発表。七尾高校・北須磨高校がハイタッチをして別れを惜しみつつも、七尾高校は兵庫県庁を出発しました。
INAC神戸 安本卓史氏
ハイタッチでお別れ
バス移動費支援・・・金沢ライオンズクラブ
入園及び昼食提供・・・神戸どうぶつ王国
食事提供・・・株式会社淡路屋、元町通り3丁目
飲料協力・・・大塚製薬株式会社
Tシャツ製作協力・・・株式会社プラスワンインターナショナル
なでしこサッカー能登半島エールプロジェクト実行委員会事務局
(兵庫県県民生活部スポーツ振興課内)担当:梶原 彰一、谷畑 圭香
TEL:078-362-9438(内線5769)
Email:sports_shinko@pref.hyogo.lg.jp