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更新日:2025年2月13日

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令和6年度中高生による地域課題チャレンジプロジェクトのあゆみ

こども家庭庁の発足をきっかけに、政策に子どもの声を反映させる試みが各地で始まっています。しかし、なかなか子どもたちのリアルな「声」を聴くことができません。

そこで阪神南県民センターでは、阪神南地域(尼崎市、西宮市、芦屋市)に住んでいる、又は学校に通っている中高生自らが身近な地域課題を発見し、具体的な政策を立案、プレゼンテーションを行うことにより、自分たちの住んでいる地域への関心を高めることを目的とする政策立案チャレンジを実施しました。

趣旨

中高生が学校生活や普段の生活の中で、「こんなことができないか、やってみたいな」「なぜできないのだろう?」「どうすればできるのだろう」ということを話し合い、ワークショップの実施、政策提言の専門家からアドバイスを受けながら、自治体職員も交えて考察し、それらを地域社会の課題として解決をするための政策を立案し、提言を行う。

内容

キックオフイベント「未成年ホンネのBAR」7月27日(日曜日)

共創倉庫136g(西宮市)

中高生がふだん思っていても口に出せない「本当は学校でやってみたいこと」を、大人がバーのマスターに打ち明けるように本音で話し、「では実際にどうやったら実現するか?」をゲストの小木曽稔氏(政策渉外ドゥタンク・クロスボーダー代表取締役)に聴いてもらい自分たちの思うこと、どうしたいかを掘り下げていった。

小木曽氏からは、最近の議論の風潮である「勝ち負けを付ける議論」ではなく、双方の違う意見から良いところを取り出していき、勝った負けたの議論ではなく、より良いものを作っていこうという議論をすることを意識して話し合うことが大切だとアドバイスがあった。

未成年ホンネのBAR 小曽木氏

 

ワークショップDAY1 9月8日(日曜日)

AMA-NEST(尼崎市)

「地域課題」とは、誰にとっての課題なのか?まずは中高生である自分たちが身近で感じる課題を考えるところからスタート。大人の課題を中高生が解決するということではないという前提を確認。

一人一人が考えた課題を全体で共有し、「学校運営」や「政治」などいくつかのグループに分かれて議論を進めた。

「学校などで政治の議論が自由にできる雰囲気がないのをなんとかしたい」ということを課題に感じるグループもあれば、「電車などの交通が行き届かない地域に導入可能なモビリティが必要」ということを語るグループなどもあった。今後に向けて課題を明確にし、今後どのようなことが必要になるのかを協議した。

デイ1 デイ1-2

 

ワークショップDAY2 10月6日(日曜日)

リベルタ学舎コミューン99(神戸市)

学校のルールなどを考える「学校」チーム、学校外での楽しい場を創造する「まちづくり」チーム、学校での政治の学びのあり方を考える「政治対話」チーム、ドライバー不足や山間地の高齢者への配送を考える「物流」チームに分かれ、プレゼンテーションの作成に着手。それぞれのプロジェクトをなぜするのか、誰のためにするのか、どうやってするのか、というポイントをブラッシュアップ。

午後より、兵庫県立香風高校の古塚明日人先生とプラハ日本人学校の三浦一郎先生を招いてのプレゼンテーションを実施。質問を受けたり、ヒントを得る時間となった。

デイ2 デイ2-2

 

ワークショップDAY3 10月20日(日曜日)

西宮商工会議所(西宮市)

経済産業省の水口怜斉氏をゲストスピーカーに迎え、そして阪神南エリアの市役所や県の職員をオブザーバーに迎えて開催。

水口氏の複雑化、多様化する現在の日本で政策をデザインする際に「人間中心起点」、「未来志向」、「実験的」、「共創」というポイントを大切にされているというお話に中高生たちも引き込まれた。

その後に時間を区切って行政職員が各テーブルを巡るというテーブルごとの議論は白熱した。

自分たち目線で出発したアイデアが相手も含めた”わたし目線”へと深化していくプロセスとなった。また、芦屋市の髙島市長も途中から参加いただき、中高生メンバーの話を聴き、そして問いを投げかけ、自ら実行している政策についても語られていた。

デイ3 デイ3-2

 

ワークショップDAY4 11月2日(土曜日)

打出教育文化センター(芦屋市)

今日は11月16日に開催される「阪神地域みらいづくりフォーラム」でのプレゼンテーションに向けての準備が中心。これまで積み上げてきた考えのブラッシュアップを行う。

前回のDAY3以降、各チームでオンラインミーティングを行なっていたこともあり、具体的な内容などが深掘りされていく。冒頭に芦屋市の高島市長や教育長も立ち寄ってくださり、各チームの議論に耳を傾けたり質問を投げかけていただいた。また、DAY3同様、県や市の行政職員もグループでの議論に加わりアドバイスをいただいた。

デイ4 デイ4-2

 

阪神地域みらいづくりフォーラムでのプレゼンテーション 11月16日(土曜日)

尼崎アルカイックホール・ミニ(尼崎市)

11月16日にアルカイックホールミニで実施された阪神地域みらいづくりフォーラムにて、4チームが発表を行った。

「中高生が楽しく遊べる学校以外の場」を検討してきたまちづくりチームは、規格外野菜などを活用した環境に負荷をかけないインクと、放置竹林から伐採した竹で作る水鉄砲を使ったインクフェスを提案。

学校チームからは「生徒ファースト」というテーマでの発表。自分の意見を表出しにくい学校ではなく、自己表現をしながら対話ができる学校を目指すことによって、究極的には政治へ意見を表明し参画していくことにもつながるのではないか、具体的には阪神南地域の様々な学校の生徒会を集め、そこに学校教員や教育委員会の職員なども混ざって意見交換をするプログラムが提案された。

物流2024年問題に着目した物流チームからは、自動配送ロボットの活用に向けての発表がなされた。今年度内に公道のようなフラットな場所ではなく、でこぼこした道や山間部の旗竿地などでの実証実験を行うべく、ヤマト運輸やロボットデリバリー協会へインタビューの依頼まで自分たちで行なっていることも報告され、中高生の意気込みを感じるものであった。

政治対話チームは政治に関わる若者を増やすためのアイデアを、現状の課題を分析しつつ、具体的に提案した。生徒同士が対話するという時間を設けてはどうかというアイデア、もう一つは学校に政治家を複数名呼び、生徒たちが考えた質問に答えてもらう機会を作りたいというものであった。

全体コーディネートをしていた兵庫県立大学の赤澤教授の講評では、「80%の計画は実施されないまま終わっている。」というハーバード大学での研究結果を示され、「だったら計画したことは、やっちゃえばいいんですよ。」というお話をいただき、これまでのDAY2やDAY3でもゲストから「計画で終わることなく、規模や内容が小さくなったとしてもやり切ることが重要です。」と言われてきた彼らにとって、改めて実践まで持っていくことの重要性を感じ、エネルギーが湧いたのではないかと思われる。

第1部の発表の後は第2部として、参加者によるテーブルトークの時間となった。各テーブルとも話が白熱し、このように老若男女で語らう時間も中高生にとっては珍しく、貴重なものだったのではないかと感じられた。

今回、ワークショップだけでなく、オンラインミーティングなどを含めると本当にたくさんの時間をかけてプロジェクトメンバーは取り組んできた。発表までのシナリオを形作ってきた彼らの力は素晴らしいものだったと実感している。そのような想いを胸に、引き続き今後もこれら実現に向けて、一緒に知恵を出し合い、進めていきたいと考えている。

みらいづくりふぉーらむ みらいづくりフォーラム2

 

事業実施団体

特定非営利活動法人リベルタ学舎(阪神南県民センター委託事業)
リベルタ学舎ブログにもプロジェクトの活動記録が掲載されています。

リベルタ学舎プロジェクトブログ(外部サイトへリンク)

お問い合わせ

部署名:阪神南県民センター 県民躍動室 県民課/県民担当

電話:06-6481-7641

内線:277

FAX:06-6481-8148

Eメール:hanshinm_kem@pref.hyogo.lg.jp