ひょうご依存症ポータルサイト
それは依存症かもしれません。
教育機関・教員の方向け
更新日:2026年1月20日
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依存症は誰でもなりえる病気です。
依存症に関する正しい知識・情報を習得し、予防や回復について考え、適切に行動できるようになることは、生徒の将来の疾病のリスク軽減や、早期発見・早期治療、進行の予防につながります。
平成30年3月に公示された高等学校学習指導要領では、保健体育科科目保健の指導内容の一つとして精神疾患を取り上げることとし、指導内容には、依存症についても取り上げられています。
依存症は、依存対象の開始年齢が早いほど進行しやすいとされています。
さらに、気づかないうちに発症し悪化するという特徴をもつ病気であることから、高等学校において依存症に関する教育を行うことは、将来の疾病のリスク軽減や早期発見・早期治療、進行を防ぐうえで、とても大切です。
上記の課題を踏まえ、生徒が主体的に依存症の予防や回復について考え、取り組むことができるように、「自分ごと化」を促す動画とその活用例等を示す指導者用補助資料を作成しました。
本資料が活用されることで、生徒の健康に関する資質・能力が一層育まれることを期待しています。
ダウンロードしたいデータをクリックしてください。
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【動画資料】「依存症」の予防と回復(「あの頃の自分へ」)(外部サイトへリンク)
アルコールやゲーム、薬物、ギャンブル等の依存対象による心身への影響や、依存症という精神疾患に関する理解を深めるための漫画動画です。
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依存症は誰でもなりえる病気であり、本人の性格や意思の問題ではありません。
治療、回復には、依存症について正しく知り、周囲の方や専門機関、支援施設等によるサポートを適切に活用していくことが必要です。
また、依存症は、不登校や学業不振、日常生活にも関連する病気です。
高等学校において依存症に関する教育を行うことは、将来の疾病のリスク軽減や早期発見・早期治療、進行を防ぐうえで、とても大切です。
教育機関関係者の皆様には、依存症に関する正しい知識や情報を知っていただき、依存対象の物質や行動へののめりこみの予防や適切な対応について指導していただくとともに、依存の疑いのある生徒への適切なサポートををお願いします。

依存症とは、ある特定の物質(アルコールや薬物)や行動(ゲーム、ギャンブル等)へのコントロールができなくなる病気です。
依存症になると、日常生活や心身の健康、人間関係などに問題が起こっているのにもかかわらず、依存対象の物質や行動をやめることが難しくなります。
依存症の種類は大きく分けて2種類あり、アルコールや薬物といった「物質への依存」とギャンブル等、ゲーム、買い物、万引きなど特定の行為や過程にのめりこんでしまう「プロセスへの依存」があります。
近年は、子どもや若年層において、ゲームやインターネット、SNS(ソーシャルメディア)、医薬品(オーバードーズ)などに対する依存も増加しており、社会問題になっています。
依存性のある物質を使い続けたり、依存性のある行動を繰り返すことで、脳やこころ、体の機能が変わってしまい、自分で自分の欲求をコントロールできなくなってしまいます。
依存症は、医学的に認められた精神疾患で、意志の弱さや性格の問題ではありません。依存性のある物質の使用や行動を続けていると、誰でも依存症になる可能性があります。
アルコールや薬物などの特定の物質を習慣的に摂取し続けると、その物質から得られる変化に慣れてしまい、だんだん同じ量では同じ効果が得られなくなります。そのため、だんだんと使用量や使用頻度が増えていくということが起こります。

依存症は、さまざまなサポートにより回復することができます。
相談機関や医療機関など、回復に必要なサポートをしてくれるところがあります。
まずが、依存症について正しい知識を身につけ、しっかりと理解することが大切です。
また、以下の点についても普段の生活の中で意識することが大切になります。

子どもは、悲しみ、傷つき、孤独感や恥の感覚、約束を破られる怒り、家族を薬物やアルコールのために失うのではないかという不安、「家族がお酒を飲むのは自分のせいだ」と自分を責める気持ちや罪悪感など、様々な思いを持っています。
そして秘密を抱えたり、不安を誰にも話せなかったり、場合によっては嘘をつくことがあるかもしれません。また、様々な身体の不調を訴えることもあります。学校での問題行動やその他の逸脱行動などがみられることもあります。依存症は病気であるという正しい知識や、そのような気持ちになるのは当たり前であること、児童本人のせいではないことを伝えることが大切です。また、周りにいる大人が依存症という病気について理解することも重要です。
児童の話を聴くときには、依存症の問題がある家族を非難しないように気をつけましょう。
今起こっている問題は依存症という病気によるものであり、家族自身による問題ではないことを伝えましょう。また、暴言や暴力などの危険がある場合は、子どもの身の安全を守ることを最優先しましょう。